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フィンランドにきたよ~!

Moi! フィンランドにきて1日が経ちました。
せっかくもらった貴重な機会なので、読む人がいるかはわかんないけど、
これからちゃんと記録に残したいと思います、、!

まずは、そもそも渡航するに至った経緯を書いておこうと思います。

大学入学してすぐ、先輩に紹介してもらった重症心身障害児(重度の知的障害と医身体障害を持つ子どものこと)を預かるNPO法人でアルバイトを始めました。初めてその施設を訪れたとき、関節が曲がっている子どもや、のどやお腹に穴をあけて医療的ケアを受ける子ども、モニターにずっとつながっている子どもがたくさん集まっているのをみて、異世界にいる気分だったことを覚えています。そのNPOの理事長は、自身も重度の障害を持った子どもを育てているお母さん。障害を持って生まれたわが子を守るために、人生をかけて社会を変えようとしていました。大学受験に疲れて、なんで神戸にきたのかもわからなくなっていたわたしは、漠然と理事長がかっこよく見えて、ここでバイトをすることに決めました。障害をもった子どもとお出かけしたり、勉強したり、トイレやお風呂のお手伝いをしたり、肉体労働でしんどいなあと思いながらも、誰かの人生を少しでも豊かにできることが嬉しくて、(あと勝手に使命を感じて、)今まで続けてきました。

でも、障害児支援の現場にいると行き詰まることが多々あります。この施設では、土日は6時間、マンツーマンで一人のお子さんを担当するのですが、重度の障害をもったお子さんとの6時間は、正直しんどいときもあります。何を話しかけても返事はなく、表情の変化を読み取ることすら難しい子ども。言葉を話せないので、相手や自分を傷つけて意思表示しようとする子ども。呼吸が苦手で息苦しい思いを一日に何度もしている子どもや、痰が詰まって亡くなってしまった子どももいました。支援に行き詰まるたびに、この子どもたちが生きている意味や、自分の非力さをモヤモヤと考えてきました。そんなこんなで、重い障害をもって生まれても、子どもも家族も楽しく生きていくには何が必要なのかを考えるようになりました。

今の目標は、障害を持って生まれた子どもも家族も毎日楽しく暮らせるような支援を提供することと、その支援を継続できて、しかももっと多くの子どもに届けられるサービスをつくることの二つです。そのために大学院で研究をしたり、NPO経営を勉強したりしています。今回の渡航も、支援の選択肢を増やしたくて決めました。

そんなこんなで、これから1か月間はフィンランド、その後1か月間はアメリカ、最後に1か月間はオーストラリアで、各国の障害児支援を見てきます。きっといろんな学びがあると思うので、できるだけシェアしていきたいと思っています!

Moi moi 😊

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