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【長期視点で考えよう】おもちゃ屋さんで感じた、子どもへの声掛けの懸念点

こんにちは、Sonnyです。

今回は👇の記事の続きです。

おもちゃ屋さんはとてもいい環境だと思います。子どもの成長にとっていろんな経験になるからです。

その観点でおもちゃ屋さんに足繁く通っている(子どもにはこんなことは言ってませんよ)と、周りの親御さんの発言や行動に違和感を覚えることがあります。

今回お話するものは特に文献的な根拠があるわけでも、子育てのプロが言っていたわけでもありません。子育てに全然関係ない領域の勉強をしていったとき、日本人的な思想がかなり足枷になっているような話を聞くことが多いです。

これからの世界を生きていく上で、過去の日本では当たり前だったことが全然当たり前ではない、逆に危険な思考になっていることはあります。

このようなマインドセットが子育て場面から起きているように気がしているんです。その場が良ければいいという考えではなく、もっと長期的な目線での声掛けをできるかどうが、お子さんの未来を作っていのではないでしょうか。

それでは、本題に入ります。

♦︎ぼくが考えるこれからの時代に”不必要”な日本人的気質

日本人というのは、素晴らしいものを持っているということはよく言われます。ものづくりや繊細な気遣い、手先の器用さ、以心伝心の文化などなど。

日本人だからと言って全員これらを持っているわけではありませんが、一般的にこのような目で見られることは多いでしょう。

反対に、良くない面もあります。

例えば、自分の意見を言えない or 言わない、自分でやらないといけない、自己肯定感の低さ、言わなくてもわかるという幻想などなど。

これからの時代を生きる子どもたちには、自分は何が好きで何を考えているのかをしっかり外に発信して、それをしっかり受け止めてあげることができる大人が必要だと思っています。

社会に出た時にも、自分の強みと弱みをしっかり理解し、適切に周りの人に伝えたり助けを求めたり協力したりすることで、より高みに遠くまで走っていくことができる。

そのような人間に成長してくことが重要で、ぼく自身の子どもにもそうなってほしいと思っています。

その上で、冒頭でも話したように周囲の親御さんの言動から、この考えと逆行しているように思うことがあります。

次から、ぼくが感じる違和感を解説していきますね。

♦︎「ほら、お友だちが使うから譲ってあげなさい」

お子さんがおもちゃ屋さんの販売促進コーナーで出ているおもちゃで遊んでいる時に、その子の親御さんが「ほら、お友だちが使うから譲ってあげなさい」って言っているのを聞くことがありませんか?

ぼくはこの声かけが危険だと思っています。

理由は”自身の子どもに自分を気持ちを後回しにしなさい”と教育していることと同義だと感じているからです。

言いたいことはわかります。例えば、長蛇の列になっているのに永遠に遊んでいるとか、力づくで奪い取るなどということは社会的にも教育的にも良くありません。

ただ、子どもはそのおもちゃに興味を持って、限られたスペースとおもちゃでどう遊ぶかをいろいろ考えています。そこには基本的に自分自身の欲に忠実です。

この欲を親が強制力を持って潰してしまうことにとても違和感を感じているんです。

自分の興味や関心は後回しにした方がいい、親が言うからそうする、と言ったようにどんどん自分で考えることや自分自身の欲を解放することができなくなっていくように思うんです。

考えすぎなどと思われるかもしれません。そんなこと言ったって!って感じる人もいるでしょう。しかし、子育ては長期戦です。その場が良ければいいわけでもありません。

子どもは20年後のことを考えて行動はできません。ここはやはり親である大人がしっかり考えて行動していく必要があると思うんです。


長くなってきたので、今回はここまでにします。
次回から、ぼく自身がどんな意識を持っているのか、どう声掛けをしているかを共有したいと思います。

それでは、また。


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