natsuki2003

てきとー。

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最近の記事

ケセラセラ

 これから待ち受ける色んなプレッシャーに怯えながら、わたしは今日もこの曲を聴く。  辛いことだって山ほどあるよね。誰かに言えないことの方が多い。ゆうべ、明日やろうと決めたことを、やっぱりやめようかな、なんて日常茶飯事だし。  出来損ないなのは分かってる。逃げたい。でもそんな弱い自分を、わたしは何よりも嫌いだ。  将来のことが、心配になる。今を生きるのに精一杯で、これからに向けての準備なんてできる余裕がない。やらなきゃいけないことはわかっている。頭ではわかっているのに、体が動か

    • カメラ

       実家で暮らしていた小学校の頃、近くに遊ぶ場所もなく友達も少なかった私はカメラに虜になった。私の実家には大きな庭があって、そこには色々な種類の野鳥が訪れる。野鳥は私にとってアイデンティティそのものだった。庭にやってくる鳥を見つけては、大きな鳥の図鑑で名前を調べた。  ある日、祖母がオリンパスのカメラを買った。庭に咲いた花を撮るためのものだったらしいが、すぐに私のものになった。(私のものと言うのはあくまでも比喩であって、私が勝手に私物化したというほうが正しい)そのカメラのフォル

      • センチメンタル

         春の匂い  新しい時間に  新しい環境に  新しい出会いに  不安8割と わくわくを一握り  見慣れたはずの景色がまるで嘘の様な  心は追いつけていますか?  呼吸はちゃんとできていますか?  不確かな未来に振り回されながら  今日も大きく息を吸う

        • いっそのこと

          よく分からない心の靄がずっと溜まっていて、それをなんとか言語化しようとしたら辛いことがいっぱい出てきた。どうしたら報われるんだろう? 人との関わりが希薄。私は誰かにとって特別な存在でいたいのに、私自身が動けない。 分かっているのに、気をつけないといけないのに、頭では思っているのに。体が追いつかない。指摘されるとどうしようもなくイライラする。 頭の中がぼーっとして、感情を整理できない。 タイムラインにADHDの投稿が流れるたび、私に特徴が重なってつらい。 私は誰かを必要としてい

        ケセラセラ

          吐露

           普段は滅多に起きないことだが、急に猛烈に寂しくなった。前にも書いたように思うが「そういう日」とかではない。何かよくわからない感情、強いて言葉を選ぶなら寂しいが一番近いと思った。誰かに構って欲しい。できれば貴方に。  人間関係はなるべくフラットでいたい。人と関わりを深めるのは気が滅入るし、素の自分が出せない。「素って何」と自分でも思うが、少なくとも他人とやりとりする時のわたしは偽りの蓑に身を任せているという自覚がある。連絡は必要不可欠な時だけ、発信は一方的。だいたいそんな感じ

          徒然ナルママニ

           課題を大量に残して、実家に帰ってきた。実家は時の流れがゆっくりしている。忙しない日常からちょっと脱線して、年末年始を過ごす。そのはずだったんだけど、帰省する前に思ったより課題が進まず、課題も一緒に地元へ連れてくることになった。課題と実家は昔から相性が悪い。モチベーションの悪さと甘えが大戦犯となっている。とはいえ何もしないことには始まらない、いや終わらないので、パソコンの画面と睨めっこをしていた。慣れない作業は本当に嫌気がさしてくる。慣れないのに、締め切りというプレッシャーが

          徒然ナルママニ

          年暮れと時雨

           ついこの間年が明けた、とノートに書いたと思えば、もうその年が終わりを見せ始めている。…と綴りながら、なんか年寄りみてえだなと思う。2023年もなんとか、大事なく過ごしきれそうかな。来年はどんな年になるんだろうね。  年末になると、テレビ各局が忙しない。音楽番組だったり、いつもはやらないドッキリ番組だったり、いつも一時間のバラエティがやけに長かったり。長いバラエティはあんまり好きじゃない。もともと好きでも飽きてしまうからだ。あとは、年末は今年あった出来事を振り返ろうみたいな、

          年暮れと時雨

          memento

          鼻が詰まると気付いた、呼吸をしていたこと 手を当てて気づいた、鼓動の音がすごく小さいこと 言葉に出してわかった、思い遣りに傷つけていること それと同時に思った、その言葉が本当は出鱈目だったってこと あなたが途絶えて気づいた、大好きだったと伝えようがないこと 過ぎ去って気づいた、なんでもない瞬間がすごく愛おしかったこと あなたはもう戻らない 私は思い出とともに蔑ろにしてしまった どうか届いて欲しい でも、嫌だ、なんで、 こんな、 弱い自分が醜くて 今日を生きるのが精一杯だった

          秋晴れ

          僕には不定期に、理由もなく泣きたい日がある。特に辛いことがあったわけでもなければ、緊張することもないのだけれど。とにかく、無性に胸が苦しくなるのだ。そういう日は立つことさえしんどい。蹲っていたい。布団の中に入っていたい。自分でもその正体が何なのかわからないまま、メランコリーな感情に襲われる。 ある日の朝、何の気無しにYouTubeを開いていると、Adoがマツコと対談している動画が出て来た。おそらく切り抜きの転載だったと思う。動画の中で、Adoが自愛について相談していて、自分の

          パーフェクト・ブルーを観てきた

           今思えばそもそものきっかけは私の好きな米津玄師さんのライブだった。ここ数年、私の生活の大半が彼に影響されているといっても過言ではないかも知れない。今年の春から行われた「米津玄師 2023 TOUR/空想」の中で、突如として発表された新曲。名も明かさぬまま、「新曲です、はい。」とだけ言っていたことを今でも記憶している。  真偽は定かではないものの、アリーナ席のとある参戦者が、米津玄師が歌う際に確認する歌詞板に「パーフェクト・ブルー」の文字を認めたとSNSで目にした。  「パー

          パーフェクト・ブルーを観てきた

          ニコニコ動画の終焉と再醒

           2009年、YouTubeでの再生数がニコニコ動画を上回り、従来のプラットフォームが瓦解し始める予兆を見せていた。その不安は実際のかたちとなって現れ始め、プレミアム会員が減少していき、ニコニコ世代だった人々もYouTubeへと移行していくようになった。また、機械に音を奏でさせるVOCALOID(以降「ボカロ」)の最盛期は間違いなくニコニコ動画におけるものあり、それは単なる動画視聴の場としてだけではなく、ボカロP(プロデューサー)の源泉でもあったのである。しかしながら彼らもま

          ニコニコ動画の終焉と再醒

           長いようで一瞬だった六月が終わり、気づけばまもなく法規的に酒を飲める歳になろうとしていた。時間が経つのは恐ろしいもんで、こうやって定期的に文字情報として残しておかないと、いまの自分の居る場所とか、その時々の瞬間的な感情とか、そういうのが儚くも消えていく気がする。  夏休みと被ることもあって、あまり誕生日を祝われた覚えがないのだけれど、最近誕生日ってそんなにめでたいのかと懐疑的になることが多い。そもそもケーキがあまり好きじゃないのも大きいが、欲しいものこそ無限にあれど「誕生日

          とある話

          これは、なんでもない、身の回りにありふれたとあるオオカミの話です。 そのオオカミは、ひとりぼっちでした。 誰かと一緒にいるのが怖くて、周りと関わるのを避けていました。 自分が必要なものは、自分一人で手に入れよう。 誰かの手助けなんていらない。 助けを呼んだら、借りができてしまう。 そう思っていました。 ある日オオカミは、悪夢を見ました。 ベッドの上で魘されて、汗だくで目を覚ましました。 夢のことは何も覚えていませんが、すごく気味の悪い夢でした。 オオカミはその日、ベッド

          想起

           今だから腹を割って話せるけど、少し嫌な思い出が甦った。  中学で3年間バスケをしていた。周りは小学校の頃からバスケに触れていて、休み時間でちょっと戯れていた程度だった僕はべつだん仲が悪いわけではなくとも、ある種の「隔たり」を感じていた。  初心者大歓迎です!先輩が優しく教えてくれます!確かに表面上はその通りかもしれない。ただそこにはやっぱり排水溝のような境界線があって、そういった機微に敏感だった僕はすぐに察していた。口には出さなかったけど。それでも多少の覚悟はしていたから、

          依存

          近頃自分でもかなり厄介な性格してると自覚するようになった。厄介であるが故に自分で自分の欲求を満たせていないためだ。何が救いなんだろうなと思い耽る。結局答えは見つからなくて、ただ虚無の時間となって消えていく、いつもそんな感じ。 今の自分の活動トリガーは何なんだろうと考える。自分を突き動かすものは?昔は何かしらあったはずなんだけど、今はよくわからない。 昔に比べると欲が増えたなと言う気がする。でも果たしてそれはどうなんだろうとも思う。それらは人としては必ず抱くようになる欲であ

          バニラアイス

           最近の趣味がまた一つ増えた。趣味というよりかは、習慣というべきなのかもしれないし、悪い癖というべきなのかもしれないし、はたまたストレスへの反動なのかもしれないけれども、日付が変わる頃にハーゲンダッツをよく食べている。これを書いでいる今もバニラのハーゲンダッツを口に含んでいて、甘ったるい後味に満足感と罪悪感を覚えながら、酒でも飲み始めたら一体どうなっちまうんだろうなとかぼやく。ぼやくだけでそんなに考えていないのは事実。  アイスは冷凍庫から取り出して3分くらい置いておくのがミ

          バニラアイス