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【恋愛相談Vol3 後編】 恋愛に依存してるかも?と思ったあなたへ

こんにちは。心理カウンセラーのなつきです。

写真はいつも仲良くしてくれる友達たちです。見るだけで嬉しくなります。

楽しかったランチ会jpg

さて、今回は
「恋をしたくてたまらない。でも本当にほしいのは友達だった」の続きです。
ちなみに前回の記事はURLから確認できますよ。下記は10~15分読むのにいただきます。

2,恋をしたいのは彼氏は明日も彼氏だから


加奈さんは小学校6年生の時にアメリカから日本に帰国した。

小6での算数の授業では、習ったことのないテーマでついていけなかった。また女子は"グループ"をつくって仲良くしていたが、友達のつくり方も違って馴染めなかった。

そんなある日の英語の授業で、お花の名前を英語で言う時間に加奈さんが流暢な発音でクイズに答えると

「目立ちすぎ」クラスの女子にそう言われた。

一緒にならないと置いていかれちゃう。。

合わせないと友達はいなくなっちゃう。

加奈さんに追い打ちをかけるように中3になるとクラスでいじめにあった。

「友達は明日も友達なのだろうか」

分からなかった 加奈さんには。

でも、彼氏は違った。

加奈さん:「彼氏ってある種の契約だと思うんです。

別れようってなるまでは、私の彼氏でいてくれます。

でも友達はこの間は絶対友達なんだっていうのがないんです」

「友達は去る者」

加奈さんの心の中で生まれたルールは、加奈さんに彼氏しか居場所を与えなかったのです。

「合わせなくてもいいんだよ」そんな居場所がほしい、一見友達でも十分だけど加奈さんの場合は、彼氏しか考えられなかったのです。

私:「加奈さん、彼氏しか甘えられないのは辛くないですか?友達にも甘えたくないですか?」

加奈さん:「甘えたいです。すっごく。でも甘えたらどこかに行っちゃう気がして」

処方箋〜小さな私とお友達になろう〜

私:「加奈さんの心の中で小6のまだランドセルを背負った女の子が友達を待っています。過去の人なので他の人には会えません。でも、確かに加奈さんの心の中にいて、お友達を待っています。

かくれんぼでお友達が見つけてくれると思いながら、ずっと誰にも見つけてもらえないのは悲しいですよね。その女の子は何年も待っています。「こーこだよ!」と呼びかけています。もう10年も迎えに来ないので、その声は大きくなっています。その声が悲鳴となって加奈さんの胸は痛むのです。

その声に導かれて加奈さんは今日私に胸の内を話してくれたんですね。

過去の人なので聞こえるのは大人になった加奈さんだけ。迎えに行って、今日から私はあなたのお友達だよと声をかけてあげてください。今日から一人じゃないよ。私はずっと一緒だよ。そう言って小さな女の子を抱きしめて、そんな姿を一緒にイメージしましょう」

幼い加奈さんは未来の自分に彼氏ではなく「自分」を見てほしかったのです。

「うん。。」社会に合わせて一生懸命、大人として頑張って生きる加奈さんの力が抜けて少し弱々しく聞こえます。でも、それは武器を捨て誰かを抱きしめるような弱さ。電話でのご相談でしたが、涙ぐむのが分かります。


処方箋つづき〜自分とLINEを始めよう〜

LINEのグループに自分だけを招待すると自分しか見られないLINEのグループができます。

幼い加奈さんの写真をアカウントに、グループ名は幼い頃自分が呼ばれたかった自分の名前にして、自分とLINEすることを勧めました。

私:「幼い加奈ちゃんが友達は去らないんだ、明日もお友達なんだと感じるまで、ぜひLINEしてあげてください。理想はお手紙も書いてほしいですが、LINEは気軽なのでね。

内容はおはようでも、こんなおかし食べたよでも何でもいいです。できれば、加奈さんが少なくとも友達かなと感じる人との楽しかった出来事を伝えてください。今日映画を一緒に見に行って楽しかったよ、〇〇ちゃんが私を褒めてくれたよ。

そうすることで、友達についてネガティブな意識で今いっぱいですが、実はこんな良いこともあったなと思い返すチャンスになります。

胸が痛むときは、そうだよね、加奈ちゃん辛いねと自分が言ってほしい言葉をかけてあげてください。不思議なもので心にまで届くのです。」


友達は去る者ルールのように誰もがもつルールの後ろには痛みが隠れていることが多いです。

そして私たちの脳は、ルールを実行してしまいます。当たり前が当たり前であるために、このルールを嘘にしないために。

加奈さんがもし、ずっと小6の自分の声を無視し続けると、自分から友達を去ってしまうでしょう。「友達に私は悪いし」何かしらの理由をつけて。

すぐには変われないけれども、私たちはより「あぁ、私輝いてる」とモヤモヤの霧が晴れた世界へ歩いていけると思います。

「とてもスッキリしました。これで前に進めます。本当にすごい、ありがとうございます。」そんな言葉をいただきました。



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