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【五輪】北京2022 大会8日目・お茶の間観戦記

男子ハーフパイプが終わった後しばらくずっと泣いてて、その後もふっと思い出しては泣く、みたいな1日でした。

でも2本目に89点付けたアメリカのジャッジ、お前は絶対許さねーからな。


スノーボード男子ハーフパイプ決勝

平野歩夢は以前インタビューでこんなことを語りました。

「自分にはショーンのような華はない。派手なパフォーマンスで観客を沸かせることもできない。だから優勝するには滑り1本で黙らせるしかない

そう意気込んで臨んだ平昌大会でしたが、またしてもショーン・ホワイトに敗れ、銀メダル。

自分が勝つには、他の誰にもできない技を習得しなければならない。
そのためには今よりもっと高いエアー、そして着地の衝撃を受け止められる筋肉が必要。

そう考えた彼は、食事を1日1食しか摂らなくなりました。
口にする飲み物は水だけ。
昼間はスノボの練習をし、夜はジムでひたすら筋力トレーニング。
練習ができない時間もスケボーに乗り、足裏の感覚を養います。

このストイックすぎる生活を、平昌大会後から今日までの4年間続けてきたのです。

普通の人間にこんな生活は耐えられないでしょう。
でも彼はやりとげました。

だから2本目のランに不当に低い点数を付けられた時も、怒りをパワーに変換し、完璧な滑りでジャッジを黙らせることができたのです。

平野歩夢というアスリートの努力は正しく報われました。
彼をずっと応援してきたひとりとして、やはりまだ何度でも泣いてしまいそうです。



カーリング女子・カナダ戦

ゆうみちゃんの口紅の色がいつもより濃かった気がするのは私だけでしょうか…。
ゲン担ぎ?イメチェン?
いやすごく似合ってます!

昨日は大事なところでブレブレだったさっちゃんのショットも、今日はキレキレでした。

特に7エンドはビリヤードみたいにキレイに弾き飛ばしてて気持ち良かったです。
カーリングは「氷上のチェス」と言われますが、石を当てるコースの考え方とかはビリヤードと一緒だと思います。

10エンド、カナダがコンシードして、今大会初白星です!

ちなみに「コンシード」は「ギブアップ」とほぼ同じ意味なんですが、実は審判に宣言する必要はありません。
ゲームの途中で対戦相手に握手を求めること自体が「潔く負けを認めます」という意思表示になるのです。



スキージャンプ男子ラージヒル予選

56人中50人が通過する予選の意味とは一体。(2回目)

ラージヒルはスタート位置がノーマルヒルよりさらに高いので、風の影響を受けやすくなります。
だから飛び出した後に板がビヨンビヨンしやすいんですね。
いかに風と友達になるかがポイントになります。

日本勢は全員予選通過ですが、小林陵侑はまだしっくりきていない印象です。
決勝では130m越えの大ジャンプを期待してます!



ショートトラック女子1000m

私の大好きな菊池純礼選手の準々決勝をTV中継しないとか絶許ですね。
仕方ないのでgorin.jpで視聴しました。

1000mはリンクを9周するんですが、最終周で転倒してしまい、敗退。
純礼ちゃんの笑顔を守れなかった…。

gorin.jpはTV放送がない試合も生配信しているのですが、音声は会場のアナウンスや英語実況のみで、日本語の実況や解説はありません。

冒頭に広告はありますが全て無料で視聴できるので、実況の声がうるさいと感じる人には逆にオススメです。



大会9日目の観戦予定

カーリングは午前と夜の2試合。
アイスホッケー女子は初の準々決勝なんですが、実は昼間にどうしてもネイルサロンに行かねばならないので、試合に間に合うよう走って帰ります!

スピードスケート男子500mには今シーズンW杯2勝の新濱立也しんはまたつや選手が登場。
そしてスキージャンプ男子ラージヒルでは、ノーマルヒル金メダリストの小林陵侑が2冠を狙います。


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