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部活を通じて知ったリーダーシップの器とは

私は中学生のときに吹奏楽でした。

事情があって入部したのはみんなより半年遅れの秋です。

一番の目玉の夏の大会も終わっており、3年生も引退したあとでした。

楽器はクラリネット。パーカッションは何となく苦手そうなのでパス。フルートは吹けなかったので無理。管楽器は音が出ました。

自分で言うのもなんですが、みんなより遅れていたので、練習はすごく頑張っていたと思います。

そして、一年後。

先輩方が引退して自分たちは2年生。部長になる人を決めなくてはいけません。

放課後に、私と友達が2人と顧問の先生。(2年生は全部で12人くらい所属してました。)

そして、友達2人が…笑顔で
「なつきがやりなよ」

これでなぜが私に決まってしまいました。

私は中学生の頃、いわゆる優等生で委員長やイベントの委員など積極的に活動していました。

だから、部長もできるだろう、そんな雰囲気だったのかもしれません。

嫌でも頼まれたら断れない性分の私は、そんな訳で(遅れて入ったのに)部長になってしまいました。

なったからには頑張るしかありません。二年生の時は勉強もガリ勉(古い言葉だね)で時間がない中、朝練も休日も自宅でも練習しました。

部活内での揉め事の仲介に入ったり、士気を上げるために話し合ったり、その時の自分のベストを尽くしたつもりです。

そして、現役最後の本番の夏の大会。銀賞が目標です。

結果はというと、何と私は参加することさえできませんでした。
おたふく風邪にかかってしまったからです。

その時はすごくショックで部活のみんなに申し訳なくて、ウィルス持ってきた家族を恨みました。

大人になっても心残りで悔しかった思いを引きずっていたのですが、最近は私は部長として不適格だったなと思うようになりました。

まず、第一にピアノを習ってなかったので譜面が読めず音を聞かないとリズムが分からない。

それに、難しい箇所は指が動かなくて上手く弾けない。

つまり、クラリネットが上手じゃなかったのです。練習しても練習しても完璧に弾けたことはありませんでした。

それと部活内で厳しく指導した方がいいという意見があったのですが、ギスギスする雰囲気が苦手で仲良く、楽しくできるのが一番なのではと平和主義をとりました。

でも、社会人になって周りから話しを聞いたりすると、強い部活のところは、血がにじむような厳しい指導の中で成果を上げているところが多いんですよね。

そこで、私が考えるリーダーシップの器とは次の通りです。

①全体からみて1.2番くらいに実力がある
②練習を頑張り、怠けたりしない
③指導者の先生と信頼関係がある
④みんなから尊敬されている
⑤結果のためなら厳しくなれる
⑥決断力がある
⑦後輩のやる気を引き出すことができる

他にも性格が真面目で誠実で、コミュニケーション能力が高い人だと向いてると思います。

私は該当するのが1つが2つぐらいしかなくて、部長としてリーダーシップが取れる器じゃなかったと反省しています。
部活は、私だけのせいではないと思いますが、私の代から弱小になってしまいました。

そして、高校からはリーダーシップが必要とされるような立場にはなりませんでした。

それがとても快適で、自分は本当に向いてなかったんだなぁと。

今は働いてませんが、社会復帰できたときはこの反省を生かしていければと思っています。

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