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「子どもが生まれてから妻が冷たくなりイライラしてる」という事態への対処法。

時代劇のような昭和の固定観念から脱却し、
令和の父親にアップデート作戦中!

どうも、ナツキのパパです。

君は変わってしまったのか・・・?
もう愛はなくなってしまったのか・・・


「急に妻が冷たくなった」
「妻が常にイライラしている」

結婚して、子どもが生まれた途端に、
男性が感じる方の多い感覚の1つですよね。

もしも今現在、パートナーが妊娠中の男性や、
今まさに赤ちゃんのお世話に奮闘中の方、
あるいは既婚だけどお子さんがいない方、
なんならむしろ未婚の男性にこそ、
是非、今回の内容を覚えておいて欲しいです。

俺だって大変なんだ

赤ちゃんのお世話は本当に大変です。
なので結婚して夫婦の間に子どもが生まれると、
その過酷さ、育児の責任の重さゆえに、
妻が不機嫌になり、あたりが強くなります。

そして、お互いの余裕がなくなっていくと、
思わず売り言葉に買い言葉のような、
感情に任せた一言をいってしまったり、
思ってしまうかも知れません。


「妻の大変さは分かる!
 でも俺だって大変なんだ!
 昼間も仕事して、夜も起こされて眠れずに!
 また翌日も朦朧としながら仕事して!
 それなのに帰宅すると妻からイライラされて!
 俺だって大変なんだよ!


はい、アウトーッ!!!!!


誠に、大変に残念ながら、
「俺だって大変なんだよ」を言ってしまったら、即、アウトだと思ってください。

もちろん、経験者として気持ちは分かります。
ボク自身も内心でそう感じた事はあります。
大変さが嘘だというつもりは微塵もないのです。

ただ、理由は幾つもありますが、
1つだけ覚えておいて欲しいのが、
母親は母親というだけで数倍大変だということ。

分かりにくい場合は、まずはシンプルに、
圧倒的な睡眠不足が入り口だと思ってもいいですが、次の点を理解して頂くと良いのではないかと思います。

子どもが出来た途端に妻が冷たくなる、理由の1つは、女性ホルモンの働き。

男性の「納得感」に繋がりやすく言うと、
前提には「ホルモンの働きがきっかけにある」という事を理解しておくと良いと思います。

「エストロゲン」
「フロゲステロン」

これらの2つの女性ホルモンが、
妊娠中はとても沢山分泌されているのですが、
出産という神秘的な奇跡を終えると、
急激に下がります。

すると、女性ホルモンの急激な低下により、
女性は「不安」や「孤独感」を感じるよになり、
情緒不安定になります。

つまりは脳内物質の話なので、
幾ら理で説こうとしてもどうにもなりません。

男性に想像力を働かせて欲しい、
「母親」というプレッシャー。

しかも、もちろんホルモンの働きだけが原因ではありません。

そこへ来て赤ちゃんのお世話という実情です。

夜も2〜3時間おきに起こされながら、
赤ちゃんのお世話で慢性的な寝不足になります。

寝不足は、イライラに直結します。
おそらく経験があり共感出来るかと思います。

自分がやってあげないと自分では何も出来ない。
母親の自分がしっかりしなければならない。
完璧にこなさなければならない。

そうした責任感や慢性的な寝不足などが、
女性ホルモンによる不安定さのうえに重くのしかかる訳です。

めちゃめちゃ眠い、死ぬほど眠いのに、
2〜3時間おきに、しかもランダムに、
大音量で鳴り響く赤ちゃんの泣き声の目覚まし。

しかも目覚ましは思うように止まらない。
それも24時間、それも毎日、続きます。
終わりがまるで見えずに毎日繰り返されます。想像してみてください。

ほぼ、拷問です。


(※あくまでも辛さを強調するための比喩で、子育てへの姿勢等の意味は含みません。)

その上、パートナーである夫が中々帰らない。
それまで1人きりで子どもを守らなければ。

“母親たるもの弱音を吐いてはいけない”
“これぐらい出来なければならない“

いつからか自分の中に根付いた「常識」。

時には身近な親族からのプレッシャーから、
聞きかじった程度の知識しかない友人から、
せめね見知らぬ人ならとこぼしたSNSから、
弱音は責められ、理想論に基づき糾弾され、
最も側にいるパートナーの助けも得られず、
追い詰められ襲いくる固定観念と同調圧力の波。

孤独、不安、睡眠不足、情緒不安定、、、


そして固定観念と同調圧力から、
次第にある考え、想いが頭の中に広がります。

“愛してる筈の我が子に愛情が感じられない“
“幸せを感じられない“
“私は母親として失格なのではないか“
“私は人として何か欠陥があるのではないか“

そうして多くの母親が、
多かれ少なかれ精神が追い詰められ、
必要な助けが得られずにいると陥る、産後鬱。

男性がパートナーとして出来ること。

母親となり、
ホルモンの影響で不安定になり、
赤ちゃんのお世話による慢性的な寝不足と、
固定観念に基づく母親としてのプレッシャー、
目や耳に入ってくる世間の同調圧力、
そして、孤独感・・・。

そんな想像以上のモノに襲われているのが、
あなたのパートナーである妻です。

夫として全力で助けてあげたいですよね!?
夫として全力で助けるのが当然ですよね!?

そこで夫として出来る事は、何か。

細かい事を言えば色々と出てきてしまいますが、
男性が理解しやすく論理的に導くには、
上で出た要素毎に一つずつ考えれば良いのです。
すると答えは意外と簡単に見つかります。

ホルモンの働き

まず、ホルモンの働きは、仕方ありません。
脳内物質なので、どうにも出来ません。

赤ちゃんのお世話

では、赤ちゃんのお世話はどうでしょうか?

あなたに出来る事、男性に出来ること、父親に出来ることを考えてみましょう。

「母親にしか出来ない事」は何か?
おそらく「母乳」以外のほとんどの事が、
「父親でも出来る事」だと気付けると思います。

「妻がやるのが当然」なんて考えがあれば捨て、
「2人でやるのが当然」と考えましょう。

また、母乳限定の方針でなければ、
授乳さえも父親が出来ることになります。

睡眠不足

また、睡眠不足はどうでしょうか?

赤ちゃんのお世話や家事をあなたがやる事で、
少しでも1人で眠れる時間を作れないでしょうか。

一晩丸々は難しくても、ほんの数時間でも。
あるいは交代制にしたりして、
妻が1人で静かに眠れる時間を確保しましょう。

一分一秒でも長く、多く、
「起きなくていい時間」を作ってあげましょう。

固定観念

また、固定観念によるプレッシャーからは?
どうすれば助けるられるでしょうか。

あなたに出来る事は、
前述の「父親でも出来ること」に通じますが、
あなた自身が固定観念から脱却することです。

"育児は母親の役割"
"家事は母親の役割"
"子どもの為に仕事を休むのは母親の役目"
"子育てに関する事は全部母親の責任"
etc..

その他「母親」に関して巷に存在する「子育て神話」的な固定観念の数々や、母親を取り巻く世間の同調圧力の存在について、ネットで調べるのも良いでしょう。

“母乳で育てないとダメ“
“惣菜で済ますのは手抜“
“スマホであやすのは教育に悪い“

おそらく驚くほど沢山でてきますし、
もっと驚くのはその殆どが聞いた事がある、
あるいはそう思っていた事ばかりだと思います。

昭和の家庭像に見える常識は、
もはや時代劇です。

あなた自身が固定観念から脱却して、
愛するパートナーの隣に寄り添い立って、
孤独と不安から救い、
一緒に子育てをしていくことを意識しましょう。

同調圧力

最後の同調圧力に関しても、ほぼ同様です。

例えばあなたが仕事に出ている間に、
赤ちゃんを抱っこして出かけたスーパー、
あるいは公園やその他の場所で、
古い価値観や固定観念を基づく悪意ない一言を掛けてきて、傷ついているかも知れません。
もしかしたら一緒にいる時にもあるでしょう。

そんな時に、周囲の声や世間の情報に惑わされずに済むように、子育ての知識を積極的に仕入れましょう。

そして、妻を追い詰める周囲の声に対して、あなたが妻の前に立って対応できるようにしましょう。
世間の情報に対して、あなたが正誤を判断して妻の不安や心配、追い詰める情報を取り除けるようにしましょう。

孤独感

前述の点を意識的に行なっていれば、
もうある程度まで心に寄り添った関係性が築けているのではないかなと思います。

※もちろん細かい事をいえば出来ることはまだまだ無限にありますし、「これやればあとは気にしなくてOK」なんて事はありません。
ただ、今回の事は論理的に言えるのではないかと思いますし、あとはパートナーの好みや性格を誰よりも知るあなた自身が考えて、想いを馳せて行動すれば良いと思います。

個人的に思う最優先事項。

色々と書いてきましたが、
いきなり全てを頑張ろうとすると難しく感じるかも知れません。

そんな場合、個人的には次の2点を意識するのが当面は良いのではないかと思います。

『1人の時間の確保と睡眠不足からの解放』


子どもが生まれた後のあなた自身と、
そしてパートナーとなる愛する妻の為にも、
是非、参考にして頂けたらと思います。


*次の記事も読んで頂けたら嬉しいです。


これから父親になる方へ


これから育休を迎える男性の方へ


育児を頑張ってるけどツラい男性に向けて


「夜泣き」に関して少し知っておこう。


「家事」に関して少し知っておこう。


世間の「母親」の気持ちに寄り添う為に



夫として、父親として、自身の振る舞いや役割に迷ったら是非ご覧ください。


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。