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唐突に、漫画を語る。

マンガ好きのまま45歳。


もうええ歳を取った、ナツキのパパです。

ボクは子どもの頃からマンガが大好きだ。
それはそれは大好きだ。
好きなマンガは?と聞かれても、
その数が多すぎて選べないことから、
結果,その質問には答えられない程に。

そして、いわゆる少年漫画も、少女漫画も、
そのどちらもが好きだ。

まぁ年齢的に、王道と呼ぶよなど真ん中は、
作風そのものが変わってはいるだろうけれどね。

そうだ、王道の少年漫画と少女漫画には、
それぞれ共通の基本構造があるんだよね。

まず、少年漫画の王道として代表的な要素を挙げると次のような特徴が挙げられると思う。

少年漫画の基本構造

1.主人公の成長

少年漫画は、主人公が強くなり、スキルや力を向上させる過程が魅力で、彼らは困難に立ち向かい、次第に強くなっていくことが重要だ。

2.バトル要素

少年漫画には、激しい戦闘シーンが欠かせない。
主人公はライバルや強敵との戦いを通じて成長し、物語が進展する。

3.友情と仲間

主人公は信頼できる仲間たちと共に戦う。
仲間同士の絆や協力が、ストーリーに不可欠だ。

4.目標達成

主人公は何らかの目標や夢を持ち、それを達成するために奮闘する。
この目標達成のプロセスが物語の軸になる方が多い。

5.勝利と成就

少年漫画は、最終的に主人公がライバルを打ち破り、目標を達成する勝利の瞬間が待っている。

さて、一方で少女漫画の基本構造はこうだ。

少女漫画の基本構造:

1.ロマンスと恋愛

少女漫画は、しばしば主人公の恋愛やロマンスが中心になる。
愛と感情の成長がストーリーの要素だ。

2.人間関係

少女漫画では、主人公の友情や家族関係が重要な要素として描かれる。
そして感情豊かな各キャラクター間の絆がストーリーに影響を与える。

3.成長と自己発見

主人公は自己認識と成長を経験し、自分自身を見つける過程が物語の魅力だ。

4.選択と葛藤

少女漫画はしばしば主人公が難しい選択を迫られ、葛藤する瞬間が重視されふ。愛と友情の間で揺れ動くことがある。

5.ハッピーエンド

少女漫画はしばしば幸せな結末で締めくくられる。主人公が愛を見つけ、問題が解決し、幸せな未来が待っていたという形で結ばれる。


どうだろう。
もちろん、全てではないし、全てな訳がない。

しかも45歳のオッサンなので近年の若い作品も知らないので、往年のというか、昔というか、80年代後半からせいぜい00年代あたりまでが主に対象となって、その後の作品群はテイストも変わっていると思うけどね。


独自の解釈をさらに再解釈すると

さて、ここまで書いてきた少年漫画と少女漫画の基本構造だが、特徴と違いを改めてまとめてみよう。

ただし、ここからはあくまでもユーモアと皮肉を交えた個人的主観、独自の見解だという前提を、再度ことわっておきたい。

まず、少年漫画では主人公はあらゆる困難に立ち向かい、筋肉を鍛え、相手を倒します。

これはまさに男のロマン、男子校の更生施設に入れられる前に、主人公が強くなり、仲間との絆を深め、最終的にライバルを倒して社会復帰する物語です。

そして、その過程でたくさんの戦闘シーンが繰り広げられ、必殺技や秘密の力が登場します。

この要素が男子の心をくすぐるのでしょうか?
おそらく、男性は常に強さや競争を追求することが求められているので、少年漫画が彼らの欲求を満たしているのかも知れません。

対照的に、少女漫画は感情と人間関係に焦点を当てます。

主人公はしばしば恋愛に悩み、友情や家族との関係を大切にします。
しかし、彼女たちは自己成長も忘れません。
彼女たちの物語は、主人公が自分自身を見つけ、選択と葛藤を通じて成長する過程を描いています。
そして、何よりも少女漫画はハッピーエンドを提供します。主人公は幸せな結末にたどり着き、愛の報われる瞬間が待っています。

皮肉なことに、少女漫画は現実の恋愛経験とは時折乖離していることがあり、男性たちはその幸せな結末に羨望の眼差しを向けるかも知れません。

・・・まとめてみましたが、如何か?

しつこいようだけど、もちろん、これらの特徴と違いはボクが個人的に感じているという程度の一般的な傾向であって、全ての少年漫画・少女漫画が当てはまる訳ではない。

また、性別によって漫画の好みが異なる訳でもない。しかし王道とされる作品には、これらの要素がよく見られ、それぞれの読者層に愛されているのではないか、と思う。

つまり少年漫画と少女漫画というのは、それぞれが異なる視点から人生の要素を探求し、読者に様々な感情を提供しているんだ。

主に男性向けの力強い戦闘と成長の物語、主に女性向けのロマンスと人間ドラマの物語。

どちらも、ユーモアと皮肉を通じて、私たちの日常生活から逃れ、非日常たる異なる世界に没入させてくれるし、自分ではない他人の世界や感情を疑似体験させてくれるもの。

そう、そうしてボクは、自身の少ない時間や体験を補うように、マンガから他の知らない世界、他者の価値観、味わっていない経験などを、疑似体験しながら吸収して成長してきたのだ。

漫画は、偉大だ。

過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。