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きょんちゃんが謝ってくれたこと。

かれこれ、独立したての20年近く前から
一緒に研修の講師やワークショップのファシリテーターとして、
ペアリードをしたり、プロジェクトを一緒に関わらせてもらってきている
きょんちゃん。
私よりも10個も年上なんて思えない
チャーミングでいつまで、もとんでもなく綺麗なお姉さん。

彼女とFacebookの投稿がきっかけになって、
会いたいね!!じゃぁ、今日、会おうよ!!と
行きつけの飲み屋で数時間後に落ち合ったふたり。
こういう軽やかに今日会う!みたいのが出来ることがまた嬉しい。

10年以上前、二人でよく担当していたのは、
女性活躍推進が盛んだった時代、
大企業の女性社員を集めた研修や、
女性社員を抱えた管理職の方々への研修だったりした。

いろんな現場の懐かしい思い出話に花を咲かせていた中で、
ジェンダーのこと、男性性や女性性、ヒエラルキーの問題とか、
今の組織に感じることなど話しが及んでいった。

そんな中で、ふと、きょんちゃんが、

「私ね、なっちゃんに謝らなきゃいけないと思っているんだよね。」と、

切り出した。

なんだろう?と思っていたら…

「もう10年以上前になるんだけどね、
なっちゃんが結婚して出産してまもない頃、
今まで何年も一緒にやっていたプロジェクトから、
なっちゃんをメンバーから、私外したんだよね。
プロジェクトリーダーとして、
産後まもなくて、赤ちゃん抱えてるなっちゃんが、
確実に休まず研修の講師として立ってくれるかどうか、
そこにはリスクがあるなと思って、
勝手にアサインから私外しちゃったんだよね。
でもその何年後かに、プロジェクトに復帰したなっちゃんから、
「言ってくれればよかったのに〜笑」って言われて、
ハッとしたの。
あぁ、散々ジェンダーのこととか、女性活躍のこととかやっていながら、
私は当事者の声も聞かずに、リスクと捉えて、
アサインを外しちゃったんだって。。。
そのことをね、ずっと引っかかってて、
いつかちゃんと謝りたいなぁ〜と思ってたの。」と、、、

もうなんというか、
こんな風に誠実に、
10年以上も前のことを、まっすぐ謝ってくれる先輩って、、
本当にすごいなぁ〜と。
これこそプロの姿勢だなぁと。

あぁ、なんて素敵な先輩と、
私は一緒に仕事させてもらって来たんだろうと、
心打たれた。

しみじみと日本酒と共にたくさんゆらゆら話して、
雨の中 ゆらゆら キャッキャ♪とはしゃぎながら、
一駅分歩いて、二軒目のバーに行き、

とんでもなく幸せな時間を過ごしました。

この心打たれた感じの余韻に、
今この瞬間もずっといます。

きょんちゃん、ありがとうございます。

独立したて独身時代の、、
不安をひた隠しに、
歯を食いしばりながら
講師やファシリテーターやってたあの頃、
共に走ってくれたあの時間は、宝物だったなって、
今思う。


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