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【 宴会のスキル 】

先日、20年以上続く異業種交流会
「カツラムキの会」に
久しぶりに顔を出した。
この会は、
ポラスの人事部長をやっている石田さんが
20代の頃から主催してる会。

石田さんとは、
私が前職で人事をやってた時に
田鍋 安弘 さんの人事の勉強会で知り合った。

勉強会の日、
「今日僕の誕生日で30歳になります!」という
石田さんの発言に、

「え?私も今日で30歳の誕生日なんだけど…」と、
返して、、
同じ生年月日の人事担当者として、
20年の付き合いだ。

当時、独立した私に、
「だったら人脈広げると良いよ!」と、
カツラムキの会に誘ってくれて、
それ以来、何故か
「カツラムキの会のお母さん」と呼ばれ、
結婚や出産で数年行けなかった
ブランクはあるものの、
まさにカツラムキの様に
薄く長く切れない程度に顔を出す
レギュラー宴会の1つ。

でだ。
本題はここから。

2〜3ヶ月に1回開かれる宴会は、
いつも大体参加者は15人〜20人くらい。
毎回、前回の参加者の中で
次の幹事を指名して皆んなで回している。
今回は、会の発足当初から参加してる
菅原さんの会社の若手さん達がやってくれてた。

でもね、
若手の人達にとって、
宴会を幹事として回すって、
多分経験があんまり無いと思うんだよね。

だから、
日程決めて、
お店決めて、
当日会費を回収したら、
それで役目終わりと思うかも。。

そんな中、上司である
菅原さん(私と同世代)は、
宴会部屋の出入口に1番近いところに座って、
飲み放題の注文を一手に引き受ける。

先ずは一杯目の注文。
そして、
遅れて参加して来た人に、
すかさず何飲むか聞いて、
その人達がコート脱いで席に座る時には
飲み物が来てるタイミングになるよう追加注文。
更に、みんなのグラスの空き具合と
次に何を飲みたいかを、
話を遮らない程度にさりげなく確認しながら、
随時注文。

お料理も、大きな塊肉が来れば、
テーブルの人達分に、
神経質にならない感じで
楽しげにざっくり切り分けて、

大皿料理も手が届かない人が出ない様に、
随時入れ替えて、、
コレらを甲斐甲斐しくやるんじゃなくて、
喋りも回しながら
めっちゃ自然にやるわけですよ。

この回しが、横で見ていて完璧だった!!
お見事!!

私も若い頃は散々やって来たことなんだけど、
これを、部下に強いらず、
本人が好きでやってる感じが
器が大きくてすごいなと。。。

石田君も、
「カツラムキはさー、
昔から居る人が偉そうにするんじゃ無くて、
新しい人達が入って来てくれることを
歓迎するムードが大事なんだよね。」と、
長く続く秘訣を語る。

①記憶の確認作業(前回いつ来たっけ〜?的な)
②ひとしきり自己紹介や近況確認
③年配組がやじり合うイチャイチャを若手に見せつけつつ
④石田君が潰れていく
という、基本フォーマットが
もはやエンタメ。

この大人数の宴会芸は、
今の40代くらいまでで、
無くなっていくのかもしれないなぁ〜

次は、どんな新しい文化やスキルが
若い人達から生まれているのか、
それもそれで楽しみだし、
知りたいなぁ〜

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