見出し画像

駐妻が働きはじめるとき、注意するべきこと(前編)

西オーストラリア州パースで、ライフ/ビジネスコーチをしているなつこです。海外駐在3カ国🇨🇳🇬🇧🇦🇺(🇨🇳は自分の駐在、🇬🇧🇦🇺は帯同)、通算9年目の経験を活かして、駐在帯同者の方に役立つ情報を発信しています。

私は、1回目のロンドン駐在帯同時は現地で再就職、今回のパースでは、日本にいる時から始めたフリーランスのコーチングの仕事を続けています。

ちなみに、ロンドンでの再就職活動記はこちら。

その経験をふまえて、駐妻が働きはじめるときに気をつけた方がいいことをまとめてみます。


就職活動前にチェックするべきこと

まずは、ビザ、労働法規、税法について確認しましょう。

一部の国では、配偶者ビザでは働けません。各国のルールはこのサイトで簡単に一次確認できます。

ただ、ビザ制度は国によっては頻繁に変更されるので、最新情報を確認する必要があります。上記サイトで各国のマップをクリックすると、ルール詳細が書かれている政府機関などのサイトのリンクがあるので、確認しましょう。下の画像は、オーストラリアの国別情報をGoogle翻訳で日本語にしたものです。英語サイトだけど、Google翻訳を使えば、気軽に調べられます。

政府機関などのサイトは詳細すぎて、ぱっと読んでわかりにくいこともあります。現地に日系転職エージェントがあれば、日本人が働けるビザの動向に詳しい可能性が高いので、そこに問合せてみるのもオススメです。

夫や子どもと事前に対話し、協力を得る

もし、これまで専業主婦として家族を支えていた人が働きはじめるとしたら、家族にとっても大きな環境変化になります。

来たる変化について事前に夫や、子どもと、以下のようなポイントを対話しておくと安心です。

  • なぜ働くのか(お金、やりがい etc)

  • どのような環境変化が想定されるか

  • 夫や子どもから、どのような協力を得たいか

子どもとの対話内容は、年齢によって変わるでしょう。たとえば2歳くらいまでなら、「ママは、もうすぐお仕事はじめるよ。お母さんはお仕事大好きだから、働きはじめることにしたんだよ。〇〇ちゃんは、ママがお仕事している間、お友達や先生と楽しく遊べるように、保育園に行くんだよ。はじめて行ってびっくりしないように、○月から保育園の練習がはじまるよ。」くらいの内容でOKです。

小学生くらいだったら、「ママの外のお仕事が始まると、お家の中のお仕事をする時間が減るから、〇〇ちゃんにもお手伝いをお願いしたいな。例えば、△△とか☓☓をやってくれたらうれしいけど、〇〇ちゃんはどれがやってみたい?」と協力をリクエストしてみるのがオススメです。子どもの年齢や性格によっては、選択肢を指定せずに「何がやってみたい?」とオープン質問で聞いてみてもいいかもしれません。

夫に対しても、子どもに対しても、「ママのお仕事で迷惑かけるけどごめんね」というよりも、「働くことは自分や家族にとって、こういう意義やいいことがある。だから、ぜひ協力してほしい。」というスタンスで伝える方がいいと、私は考えています。

と、えらそうに書きながら、私自身は再就職する前はそんな対話をする余裕はまったくなくて、バタバタと働き始めてからちょっとずつ対話を重ねていきました。なので、いつからでも遅くはないと思います。

また、夫も子どもも、一回話しただけですんなり理解してくれて受け止めてくれる、というわけではありません。日々対話をしながら、母が働く環境に、少しずつ家族みんなが慣れていけるといいと思います。


気に入ったら、いいね・シェアしていただけると、とても励みになります。

私はオーストラリアで子育てしつつ、オンラインでライフ/ビジネスコーチとして、主に以下のような方のご相談にのっています。

・結婚・出産などライフステージが変化する中で、家庭を大事にしながら、仕事でも活躍し成果を出し続けたいと願っているワーキングマザー(あるいは予備軍)

・転勤・育児などライフイベントによるキャリアブランクを経て、キャリアを再構築したいと考えている方

自分のお悩みに対して、どんな風にコーチングが役に立つのか興味がある方は、こちらから無料相談をお申込みください!

そもそもコーチングって何?という方は、こちらの記事をどうぞ。

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?