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すごいぞ‼ 中国製SINOPHARMワクチン

COVID-19から、無事回復しました!ご心配いただいたみなさまありがとうございました。この間、いろいろ考え事などもあり、note からずっと離れていたのでご報告が遅れましたが、実はものすごく軽症だったのです。

経過を書いてみます。まず、11日にプノンペンから戻ったセイハーが翌日くらいからゴホゴホ咳をしていました。私たちに‶濃厚接触″はないのですが、どうやら換気のないキッチンを共有していたことがよくなかったかと思われます。

15日に彼の感染が確認され、私もなんとなく身体がだるいなぁという感覚があって、これはもしかしたらうつったかなと思いました。

20日になって微熱と軽い咳、軽い下痢症状が出ました。

翌日には咳がヒドくなり、臭覚味覚障害が出てきて、これはいよいよ感染したなと思いました。ただ、熱は下がって特にしんどいという感覚もありませんでした 。手元に「ベンザブロックL」という咳に効く風邪薬が1日半分あったので、それを飲んだのですが、なんと、それだけで咳はピタリと止まりました。

23日にセイハーの陰性が確認されました。彼は30代前半、ジムのインストラクターをしているくらいですから、人一倍頑強な肉体を持ち、3,4日部屋で休んでいましたが、熱も出なかったようです。予定通り、28日にウチの車でプノンペンに引っ越すことが決まりました。

もともと私は運転免許証の取得(外国籍の運転免許証をカンボジアの免許証に書き換えることができる)のために、一日も早くプノンペンに行きたかったのですが、バスは危険なので乗りたくないし、飛行機は飛んでないし、車で行くにも無免許では行けないし、何が何でもセイハーと一緒に行くしかありませんでした。

もちろん、熱があったり咳が出るようでは、自分自身はもちろん、他人に大迷惑をかけるわけだし、どうしたもんだろうと迷ったのですが、私に症状(らしきもの)が出たのは、ほんの3日ほどで、臭覚障害を除いて、まったくフツーの健康状態に戻っていたのです。熱は初日に出ただけで、以降は平熱、倦怠感もなくなっていました。

それで25日から3日間連続で簡易キットで検査をし、陰性を確認してから28日にプノンペンに行き、免許証を取得してトンボ帰りしました。強行軍で疲れましたが、体調にはまったく問題ありません。

ちなみに、この外国籍免許証の制度は、日本にはないと思うのですが、とてもありがたい制度です。国際運転免許証というのは、期限が1年なので、そのたびに帰国しなければならないことになり、その都合に合わせられる人は少ないでしょう。私もしばらく無免許状態で運転していたのですが、万が一にも事故った場合、保険がおりないので、早くきちんとしておきたかったのです。

指定された書類とパスポート、日本の運転免許証を持ってゆけば、書類審査と視力検査だけで発行してくれます。もとより、外国人が列をなすわけではないので、30分くらいで受け取れました。諸費用は4000円くらいです。

今では、あれはほんとうに COVID に感染していたのだろうか?と思うくらいなのですが、セイハーは感染していたし、私も臭覚味覚障害が出ました。味覚はわずかに残って、塩と砂糖の区別はつきましたが、臭覚は完全にゼロでした。セイハーが帰ってから感染までの日数も符合しているし、やっぱり陽性だったのかなぁと思いますが、医療機関に行ったわけではないし、確信は持てません。

それにしても、もし感染していたとしたら、これはもう中国製ワクチンシノファームが、高齢でヘビースモーカー、血圧高めの私を守ってくれたのではなかったかと思います。セイハーも私も、7月と8月に打っています。

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簡易キットも中国製で、1つ5ドルでどこでも買えます。唾液ではなく、スワブ形式で、鼻と喉の奥をこすって試液につける形式です。もちろんこれを過信してはかえってややこしいことになりますが、これからの with Covid の時代には必需品かと思われます。

ということで、今日で感染が疑われる日あたりから20日ほどが経ちますが、まったくの健康体です。

以上、僭越ながら、極私的Covid-19 情報でした。

カンボジアも10月に入ってから、突然謎のピークアウトを迎え、9月後半は毎日700~800人を越える数字だったのですが(カンボジアの人口は日本の1/7)、9月後半から10月初めにかけての「プチュム・バン」という、カンボジアでも最大のお盆の行事を禁止したのが功をそうしたのか、どんどん減り続けて、本日のデータでは100人を割っています。

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もっとも、この公式データというのは実はかなり怪しいところがあって、一時期タイ国境から大量に帰国した出稼ぎ労働者の感染者数はかなり過少に報告されていると思います。日本とは違って、国境線を徒歩で密出入国する人たちの数を完全には把握できないからです。

しかし、見切り発車なのかどうか、とにかくガタガタの経済を立て直さない事には国民が生きてゆくことができません。本日の Khmer Times によると、フン・セン首相が、「本日以降、国はすべてのセクターで完全に開放されます。混雑した店や道路を期待してください。」という声明を出しました。

カンボジアはワクチン接種率が80%を越え、一部地区ではブースターも始っています。最近は隣国のベトナムやラオスに支援しているくらいです。予防接種状況を確認するための新しいQRコードシステムも確立され、可能な限り早くカンボジア王国を再び開業させるという方向に完全に舵を切っているようです。

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外国人への観光ビザの発給はすでに始まっていますが、現在はまだ入国後7日間の隔離が義務付けられています。シェムリアップではこれを来年1月から解除する方針のようですが、しかし、現在も隣国のタイは連日1万人近く、ベトナムは5000人程度の新規感染者を出しているのです。

カンボジアは確かにワクチン接種率が非常に高く、今日から5歳児への接種も始まりました。中国製ワクチンはファイザーのような遺伝子操作型ではない従来型のものなので、安全性は確保されているといわれてはいるのですが、これをどう考えるべきか、私にはわかりません。

観光でもっているシェムリアップの経済は壊滅状態ですが、雨季が明けるころには、おそらくはまず中国人の団体が、バブル形式のツアーでやってくることと思います。それをテストケースとして、徐々に本来の賑わいが戻ってくればいいのですが、まだまだ‶明るい未来″が予測できるような状況ではなさそうに思います。

と、元気の出ない〆になってしまいましたが、最後に昨日の Khmer Times にアップされていた動画をご紹介します。

Exploring the Terrace of the Leper King というタイトルで、アンコール・トムにある、有名な「ライ王のテラス」を探検したものです。

ここを見て下さっている方はご存知かと思いますが、三島由紀夫の戯曲『癩王のテラス』、が私は大好きなので、唐突ですがアップしました。



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