見出し画像

認定フェムテックシニアエキスパート保持者として、人生で数度とないことなのでnoteにします。

産後、いつになるのだろうと思っていた月経が再開しました。月経ってこんなにしんどかったっけ。そんな自問をしながら記録として残しておこうと思います。



そもそも、認定フェムテックシニアエキスパートとは

一般社団法人日本フェムテック協会の認定資格です。

無料で受検可能な、フェムリテラシー向上につながる「フェムテックアンバサダー」から、組織での女性活躍推進はもちろん人的資本経営につながる視点、フェムテック界隈のマーケット理解やビジネスとして必須な法律関係にも触れられる「認定フェムテックシニアエキスパート」まで、認定資格にも複数のラインナップがあります。

私は今年頭に、協会としても初めて実施した1級資格を取得しました。
ちょうど現在(2023/7/30時点)も、2級のフェムテックエキスパートも1級のフェムテックシニアエキスパートも申し込み受付中のようです^^
詳細はこちら。


妊娠中~産後は、当たり前ながら月経がない

このように文字にすると当たり前ですね。ただ、改めてこれまでの人生で無い経験だったので、「月経がない生活」と「再開したこれからは月経がある生活」とに、身体の神秘というか不思議さを目の当たりにしています。

授乳してる/していない関係なく、月経が再開するタイミングは「人それぞれ」。それもまたなんとも理解しがたい、こんなに医学が進歩しているのに、と思う一方で、それだけ妊娠・出産が人間の身体に及ぼす影響の大きさ(神秘さとも言うべきか)を物語っているようにも感じざるを得ないなと。


結果としての『月経』

どういうことだろう、と思うかもしれませんが、月経は最終的な結果と捉えるとすんなり理解ができるのです。

排卵後に受精しなかった、あとは受精卵はできたものの着床されなかった際に、ぶ厚くなった子宮内膜がはがれ落ちることで出血する、それが「月経」です。結果論なのです。

もう少しラフにお伝えすると、精子がくるかなー、来て受精卵ができたら着床しやすいように用意しておこうーとベッドが毎月準備(周期あれど毎月なんですよね。動物的な宿命ですね)されて、不要になると排出される、そんな感じです。

要は、排卵があるから月経があるわけなので、排卵されなければ月経もない。月経はあるのが当たり前になっていますが、(というか周期が安定しないと逆に不安になるものですが)排卵がない状態を作ってしまえば結果として月経はない、このシンプルな構造を理解するのに私はとてもとても時間がかかりました。

排卵を止めようか考えている

ということで、私は低用量ピルを服用し、排卵を止めるという選択を取ろうか考えています。妊娠したいタイミングでない限り、排卵させる意味はないと思うと「結果としての月経」がとにかく負担でしかないからです。

月経以外にも、私にとって色々な「いらないもの」があります。腰痛、頭痛、腹痛、イライラ、食欲の強弱…ホルモンバランスが周期によって崩れることで本当にいらないものだらけです。

低用量ピルを服用すると、それらの原因になっているホルモンが排卵の停止によって分泌されなくなります。

また、月経の「不要になったから子宮外に排出する」という事態は子宮を少なからず傷つけているとも言われているようで、妊娠力が下がる可能性もあります。言い換えれば、排卵させなければ子宮をむやみに痛めつける必要がないということです。

避妊の手段、のようなイメージを持たれているかもしれない低用量ピルですが、むしろQOLをあげるとても有効な一手にもなり得るかもしれないのです。

もちろん、私は認定フェムテックシニアエキスパートですが医療の分野のプロではありません。これからプロの知見を頼りに自身の身体と向き合いながらよりよい選択肢を模索する、その一つに低用量ピルの服用を検討しているという現在です。


月経とどう向き合うか

人事として、働くメンバーのパフォーマンス向上・生産性向上・自己実現を後押しするため、様々な施策・制度・仕組みを整える日々ですが、生物学的女性に訪れる「結果としての月経」は、それらと切っても切れないものと感じます。

久しぶりに経験する月経は、もう、苦痛以外の何物でもない。不要なものが出てきているという“それだけのこと”に、こんなに気を遣い日常生活に影響を受けセーブしないといけないことがあるんだもんな。

一つお伝えしたいのは、男性と比べて大変なんです分かってください、とそういうことが言いたいわけではないということ。

月経というその仕組みを理解し、どう対処できるか、それは誰しもが知っていてよいと思うのと、様々な手段を話し合ったり容易に情報にタッチできたりする社会になっていくといいなと思う、そんな感じです。


フェムテックがもっと社会に浸透していくために

techの力で解決しましょうという考え方で、実際にここ数年で様々なフェムテック・フェムケア(techよりはもう少しライトな、careするという意味合いの分野)関連のプロダクトが増えました。

これらの選択肢がさらに増えていくことももちろん重要だと思う中で、私はもう少し概念として理解が広がることが根本的に大事だと感じています。

noteにしたこともその一歩。人事として、ママとして、一人の人間として、こうやって発信をすることが今私にできること。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?