アラ還女性・華さん（64歳）が有名な鑑定士の勧めで、結婚相談所で婚活をすると聞いた私は、エールを贈りながらも「大丈夫かな？」と不安でいっぱいでした。

　というのは、華さんは50代後半のときに「結婚相談所は懲り懲り」と後悔したはずです。

　それなのになぜアラ還になってから、婚活を結婚相談所に選んでしまったのでしょう。

　有名な鑑定士の先生が「過去に結婚相談所で婚活したけど、ダメだった」という華さんに
「方位が悪いからよ、吉方向にある結婚相談所で婚活しなさい」とアドバイスしたからだというのです。

　吉方向で結婚相談所を選ぶーーー
婚活者に寄り添いながら、プロフェッショナルなアドバイスをし、共に良縁を招くような婚活コンシェルジェ（仲人）が、吉方向で見つかるといいのですが、、、、
「吉方向」に囚われて、ド素人というハズレを引いてしまったら、と私は心配でなりませんでした。

　華さんが有名な鑑定士のアドバイスに従ったのは、華さんの藁をもつかむような気持ちの表れでしょう。でも有名な鑑定士も神様ではないので、客観的な視点からすると、吉方向で婚活コンシェルジェ（仲人）がいる結婚相談所を選ぶのは、ギャンブルのようなものではないでしょうか。

　そこで華さんの婚活を結婚相談所でスタートする直前にタロットで鑑定してみました。

　まず過去に起こったことをリセットして新しいスタートを切った華さんに拍手したいです。
　心配なのは婚活の相手に振り回されそうなこと。また後からわかったことですが、婚活コンシェルジェ（仲人）にもストレスを感じてしまったことも、カードに出ていました。
　愛と希望を失わないでほしいですが、それを解くカギは華さんが何を結婚に望んでいるのかということです。パートナーとの関係と言っていいでしょう。
　華さんにとって「愛」や「豊かなもの」とはなにか。深く考え、追及することによって、華さんの将来に光が満ちてくるでしょう。

　カードが示した「愛と豊かさ」は、波乱にとんだ婚活の先に見えてきたようです。
　では華さんの告白の続きです。

妻と死別した男性との見合い～アラ環女性の婚活２

　有名な鑑定士さんによると、私の婚活は今年の６月から８月の３か月間が勝負で、決まると早いから、この期間に集中しなさいって。
そこで４月から婚活を開始しようとしたんですが、仕事のごたごたがあって、５月からスタートになったんです。

結婚相談所が使っているアプリは新着という欄で、新人がピックアップされるため、申し込みが殺到するようです。最初は全員と見合いするとやる気になりましたが、選ぶことも大事とわかってきました。
初日は62歳の自営業と68歳の元教師の方で、どちらも関東近郊に住んでいます。

<お見合い当日>
妻と死別した方は、結婚生活の経験があるので、結婚とは何かを知っているという意味で、最初の人として、いいかなと思いました。
お見合いは都内のホテルのラウンジで。
62歳の自営業の男性はバイタリティーに溢れていましたが、四六時中、喋っていて、疲れました。
悪い人ではなかったと仲人にLINEしたのですけど、、、、

　すると仲人から、次に進むかどうかの催促が来たので、よくわからないと答えたら、明日の昼まで返事をくれと催促されて、、、
よくわからなければ次に会えば良い。断るのはいつでもできるからとのことです。仲人、きついぞ(´;ω;｀)

私は好きでも嫌いでもない人に、すぐに会います、なんて言えません。
今日はとにかく疲れました。

<見合いの翌日>

一日経って思い出したんですが、なんでも60人以上と見合いして、半分は仮交際をしたけど、誰とも決まっていないって、、、
　見合い相手から断られて理由についても、べらべら喋るので
「私に興味はないんだな」と。まるでバーでバイトしている女子に打ち明けるような話だらけ。
　新しいビジネスをやるにあたって、結婚したほうが有利だから早く結婚したいとも言ってしました。誰でもいいってこと？
　一番びっくりしたのは、私の仕事のジャンルのことを、これまで知らなかった、というところまでは私も気にしませんが
「ビッグな賞を受賞してくれ」には、イラっときました。
作品を作り上げるまで血が滲むような努力を知らないのに。

お断りしました。

　妻と死別した男性にも様々なタイプがいますから一概に言えませんが、結婚というものを知っているからといって、安心して見合に臨むのは期待のし過ぎかもしれません。
　それより気になったのは、長く結婚生活をしていた男性は、性別死別関係なく妻と別れてしまうと、女性をもてなすことを忘れてしまったのではないかということ。
　私の不安は的中しました。
　華さんの見合いは、女性をもてなせない男性が続いたのですから。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く

タロット鑑定をします！

２万人以上のワーキングウーマンの恋愛や婚活、結婚を取材、執筆。コラムや小説、ライターの夏目かをるです。
コロナの前は、対面で恋愛や婚活の相談をしていましたが、コロナ禍でタロット鑑定というスキルを身に着けることができました。
某占いのサイトの研究生を卒業。2021年からパーティ―などイベント会場でタロット鑑定をしています。
今年の７月のタワマンパーティ―の一角での鑑定は行列ができるほどの盛況でした。
11月５日にも吉祥寺のレストランでパーティ―イベントのコーナーで鑑定の予定です。

リーデングに定評がありますので、鑑定をしながら、悩みを抱える人たちにアドバイスをしてさしあげる喜びが大きくなっています。
得意なジャンルは、恋愛、婚活、人間関係、仕事。
対面でもオンラインでも。電話相談にも応じますができるだけタロットのカードを前にお話をしたいですね。
対面：一回7000円（交通費別途）
オンライン、電話：10分1000円
申し込み、問い合わせ：kaorunatuemseven@gmail.com