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【自問自答】バッグの代わりに音楽を並べてみた

こんにちは。飛騨高山の自問自答ガールズ、かわのはしです。
この挨拶をしていたら、mont neigeさんと高山でお会いできました☺️✨ 書いてて良かった!

この時の話はまた後日。
今回は、ファッションの話はしません!!(どーん)
ただただ、好きな音楽アーティストについて書くnoteです。

私がバッグ美術館 ↓ の代わりに書くなら、聴いてきた音楽のことかな~と思ったのがスタートでした。

あと、かいまりさんのメイクレッスンを受ける際に「これが好きです!」「こうなりたいです!」とpinterestに入れた画像もアーティストばかりで。
これは腰を落ち着けて、ちゃんと向き合いたいなと思いました。

1・現在の最推し:ポルカドットスティングレイ(Vo.雫さん)

まずは推しの話をさせてください。

何が良いって、とりま顔と声がいい。
そんで、身長が私と同じ152cmで体格も似たような感じで親近感が湧く。
それでバチバチに気が強い。基本姿勢が「かかってこい」。
「SURF」の歌詞には痺れました。

前のメイクの方が可愛かったのにとか
やっぱ髪はこれぐらいが良いよとか
おまえの好みは知らん

めっちゃ言われるんだろうな。

他メンバーは男子ばかり3人。
自分が紅一点なのを分かった演出もするし、華やかな衣装も着る。けど、セクハラには堂々と「不快」と言う。
話し方は男子高校生みたいだし、ファッションの基準は「走れること」で、普段着はとてもスポーティ。

普段は自分の「好き」をちゃんと身につけつつ、
必要な場では「似合う」に全振りして人を喜ばせ、
でもお前の思い通りにはならないぞって姿勢も見せる、そのバランス感覚がすごい。

あと大きな特徴が、本人の感情が込もっていない曲が多いこと。

「ゲーム大会のテーマ曲だから、カッコよくて無敵感が出るように」
「航空会社のCMソングだから、オシャレで出かけたくなる感じ」といった風にクライアントの意向を元に作ったり。

Xで「『ずっとこの人といたい』って思うのはどんな時?」「『忘れられない』ってエピソード教えて」と呼びかけて、リプライを基に作ったり。

だからなのか、こちら側がどんな精神状態でもするっと聴ける。

一昨年の夏、育児と仕事と自分時間のなさに参ってメンタルが落ちていた時期に、めーちゃくちゃヘビロテしていた。

私は車通勤で、車内では音がしていてほしい派なんだけど、他のアーティストの気持ちがこもった歌は、なんだかパワーに当てられてしまって聞けない曲が多かった。
そんな中で、ポルカの曲はどれもスルスル聞けて、元気だった時の気持ちを思い出したりして、一曲終わると気分が良くなっていることが多かった。

最近の曲だとこれが好き。

雫さんはゲームが大好きで、バンドの前にはゲーム会社で働いていたほど。
それを公言していたら「ポケモンのゲームサウンドをもとに新しい音楽を世に届ける」というプロジェクトでお声がかかったとのこと。

発表されたときは「よかったね…!」って胸がいっぱいになった。
私は彼女より2つ年上なので、姉のような気持ちでいつも見ている。
それにしても顔がいい。見てくれ、私の推しを。


2・憧れの人:椎名林檎

「当然知ってるよね」と思う有名人にはさん付けしない主義です。
なんか話しかけてる感じで、畏れ多い気がして…
(雫さんはよくXでファンに向けてポストしてるから、話しかけてOKな人という認識)。

出会いは9歳の頃、CDTVで見かけた「本能」のPV。
看護婦コスでガラスを蹴り砕いてて、「怖くて淫靡な女の人」という印象(淫靡って言葉は知らなかったけど)。

時は流れて、再会したのは学生の頃。
カラオケで友達の歌う「群青日和」や「丸の内サディスティック」、「キラーチューン」をいい曲だなと思って、自分でも歌うようになった。

化粧品のCMに出ていた、キレイなんだけど一筋縄では行かなさそうな、女狐のような女性(※褒めてます)が椎名林檎だと知って、「わあ、今こんなに綺麗なんだ」と思ったことも、鮮やかに覚えている。

でも、濃いファンの人が沢山いるだろうから、私なんかが好きって言ったらいけないような気がしていた。

転機は2020年の育休中、Youtubeで動画を見るようになって、レキシを知ったこと。

レキシ
その名の通り日本の歴史を主題とした楽曲を扱う「歴史縛りファンクネスバンド」。その幅広い音楽性を生かしたソウルフルなサウンドに乗せて歴史(日本史)上の人物や史実について歌う独自のスタイルで注目を集める。(中略)
多彩なゲストを迎えながら、コンスタントに作品を制作。ゲスト参加したアーティストたちには本来の名前ではなく、「レキシネーム」(後述)という独自の名称が与えられる。

(Wikipedia)

面白いな~と思っていたら、過去のゲストアーティスト一覧の中に椎名林檎がいた。
「えっ! あの人、こういうおふざけに参加するんだ?」と思って見た動画がかわいくて、一気に好きになってしまった。

それでYoutubeを漁って、中でも気に入った「人生は夢だらけ」をカラオケで歌おうとしたら、めちゃくちゃ難しかった。

言葉をちゃんと言おうとするとリズムが迷子になるし、息継ぎも厳しいし、そうこうしてるうちに音を外す。
「これをのびのび歌い上げるって、どんだけ…!」って心から尊敬した。

あと、このPVで付けてるネックレスは娘さんがビーズで作った物らしいんだけど、それを「微笑ましい」じゃなくて「素敵」に身にまとっている所も。

彼女は12歳年上なので、「将来こうなりたい」と想像するにもちょうど良い。
動きがゆったりしていて、人目を惹く存在感があって、美しい。
色んな衣装や髪型をしてくれるので、「私はこれが好き」のきっかけも沢山いただいた。
着付けを習ったきっかけも彼女。

昨年3月、自問自答ファッション教室のアンケートで「憧れの人」を書く時、えいやっと彼女の名前を書いた。
その時はまだそわそわしたけど、1年弱、心の中で「私は椎名林檎に憧れている」とつぶやき続けていたら慣れた。
かいまりさんのメイクレッスンに際して、pinterestのフォルダに画像を入れるときは、照れとかなく「これ! 好きです!」とバンバン共有できた。

そして、私の「自問自答テーマソング」になったのも、彼女のいるバンド・東京事変の曲。

自問自答ファッションに取り組むことは決めたものの、アウトプットに抵抗があった頃、「いっそ老いも若いも多弁であれ」という詞に背中を押され、noteやツイートを書き始めた。

書いて後悔したことは一回もない。
ただ、自信がついて知り合いが増えた。


ちなみにこの歌、自問自答以外の面でも、ゆるやかな動力になり続けている。
歌い出しはこうだ。

乾杯 日本の衆
今日は今日でまあ一つ
美味しいかどうかは さておきだ
各種生業お疲れさん

『緑酒』


夜のニュースのために書かれた曲だそうで、だからこんな声かけ。

「私も、椎名林檎がこう言って盃を差し伸べてくれる先の一人だ」と自然に思えたその時、私はやっと自分のことを「一人前の大人」と認められた気がする。

それまでは「若手営業員」とか「新米母」とかが自分の肩書きだと思っていた。
まだまだ未熟者なんです、と。

でも、子どもも大きくなって、仕事をするようになって10年くらい経ってるし、そろそろ…ねえ。

そして彼女の目から見た日本も「時間が無い 金すらない 無い無い尽くし」で「心身消耗して」るんだなと思ったら、私が多少くたびれてるのもまあ致し方なし。
元気いっぱいではない日も増えてきたけど、それでも私はまだ動ける方だ。
「簡素な真人間に救いある新型社会」を作るべく何かしなきゃなと思って、自由の効く場所へ向かい始めたとこ。

3・生まれ変わったらなりたい:米津玄師


私が今世で目指すには身体スペックが違いすぎるので、来世に期待。でも本当に、こうなりたい。

背が高い、手足長い、ダンス上手い、声もいい。
専門家が舌を巻くくらい良い曲が作れて、
「解釈の鬼」って言われるくらい作品の勘所をすくい上げる感性を持ってる。
あと、ロエベとのコラボ写真が素敵…!

今いちばん気になるハイブランドの一つ。

出会いは「Lemon」…と思いきや、ボカロ曲「結ンデ開イテ羅刹ト骸」で出会ってた。積極的にボカロを聞きに行ったことはなかったけど、何でだろう…? ニコニコ動画を覗いてた頃にちょうど流行ってたのかな。

動向を追うようになったのはドラマ「MIU404」の主題歌「感電」からで、一番好きなのは「LADY」。

「こんなふうに笑って歌うことあるんだ…」「曲調なんかも今までと違うし、どうしたんだろう?」とインタビューを探したところ、「"変わり映えしない日々の倦怠感"を軽やかに歌にして」という見出しの記事を見つけた。

これが、2023年3月、コロナ禍・子育て・仕事の荒波にやっと慣れて、毎日がピュンピュン早送りされているような私の状況にドンピシャだった。

ちょっとうんざりしてるんだけど、絶対に失いたくはない、大事な人生。

1年たった今、よく行くスーパーの缶コーヒー売り場に小さなモニターがあって、いつもこの曲が流れている。
通るたびに、「ああ、この曲やっぱり好きだな」と、ちょっと気分が上向きになる。

すごい人なんだけど、なんだか魂は近いところにある気がしている。

彼の歌はどこにいても耳に入ってくるから、そのうちまた、違う曲が違うぶっ刺さり方をしてくれるんだろうなと楽しみにしている。
あとライブも見てみたいな。

ポルカドットスティングレイの雫さん、椎名林檎、米津玄師。
この3人が今の私を引っ張ってくれてる。
全員、形容するならまず「恰好良い」で「綺麗」でもあって、ちょっとだけ「かわいい」もある人という感じ。
あと、「全力! 一生懸命!」ではないな。すごい人たちだけど、無理はしてないというか、好きなようにやってる。それが許される地位にいる。そこがまたカッコいい。

ここからは時系列に沿って。

物心ついた時からずっと、母が好きなTHE YELLOW MONKEYの曲を聴いて育った。

自問自答ファッション教室で「セクシーは欄外だけど、色気は憧れ」になったのは、ここが所以だと思う。

私の中のセクシーは、倖田來未とかアメリカの歌姫みたく、ボディラインを出している感じ。
もしくはマリリン・モンローとかシャンソン歌手みたいに、くねくねする感じ。
どちらにせよ意図して演出するもので、ヒュー!って言うお客さんがセットで思い浮かぶ。

そういう「セクシー」は私の人生に関係ないけど、歌っててうっかり漏れる「色気」は素敵よね…。

小学校の頃は、モーニング娘。やSPEEDにびっくりした記憶が濃い。

お楽しみ会の日にTVにつなぐカラオケを持ってきた子がいて、みんなが楽しそうにアイドルの歌を歌っていて、本当にびっくりした。
家では「あんな幼い子に、短いスカート履かせて…」という母の苦言を聞いていたので、アイドルが好きな人は変態だと思っていたので。

でも曲をちゃんと聞けば、格好良かったり楽しかったりして、クラスのみんなが好きなのも分かると思った。

この辺りで「お母さんの言うことが正しいとは限らないかも」と気づいて、まあまあショックを受け、「本当のお母さんは別にいるのかも…」という想像を巡らせてた時期がある。
でも4年生の頃、体調が不安定になって、母と二人で病院を巡ってるうちにその気持ちはなくなった。

5年生くらいで、母に青いカセットデッキを譲ってもらってからは、自分の好きな曲を選んで集めるのにハマって行った。

最初にTSUTAYAでCDを借りたのは、NARUTOのエンディング曲だったrhythmの「ハルモニア」。
スピッツやポルノグラフィティなど、TVで見かけて気になった曲を集めていった。

中学生になるとMDが登場し、イエモンのボーカル・吉井和哉さんがソロデビューした。
母が雑誌「Rockin’on Japan」を買うようになり、誌面を見て気になったアーティストの曲を聞いてみるようになる。

そこで出会ったのが「ツバサ」でブレイクしたUnder Graph。
一つのバンドにどハマりするというのは初めての経験で、寝ても覚めても7曲くらいをグルグルしていた。
特に好きだったのは「ユビサキから世界を」と「パラダイム」。

先に挙げた東京事変の「緑酒」といい、「社会をなんとかしなきゃ」って気持ちが20年前からあったのか…

高校の頃は、文化祭で軽音部が演奏した「天体観測」から、BUMP OF CHICKENにややハマりした。
「やや」だったのは、仲良しグループにもっと強火のファンがいたから。
あと、妹がどハマりしてたから。
妹と一緒に延々とDVDを見て、特に意見を言い合うことはなく(ここがカッコいい)(この服がいい)としみじみ味わっていた。

高校の終わりから大学生の前半は、RADWIMPSにどハマりした。

今となっては「前々前世」が有名だけど、当時は「おしゃかしゃま」が出た頃。


言葉遊びで世の中をあざ笑ってみたり、たった一人の人への愛をすごいスケールで歌ってみたり。
大学生の「どこにだって行ける」感とも合わさって、曲を聞くたびに、世界を自由自在に飛び回っている気がした。
どの曲が一番好きだったか分からないほど、聴き込んで、味わっていた。

このへん全部好き。


大学生後半にどハマりしたのはキノコホテル。

ミニスカートの軍服に編み上げブーツ、アシンメトリーな髪型。
強い女、ドSっぽい振る舞い、でもMCでは観客を見て「すごいわ、あの…炊き立てのお米みたいよ」と言う可愛さ。

都内の小さめな会場でちょくちょくライブがあったので、よく見に行っていて、すごく近くで観られたのも楽しかった。

けど、就職して東北で一人暮らしになってからはなかなか行けなくなり、興味も遠のいてしまった。

代わりに聞くようになったのは星野源。

終わり その先に
長く長く続く 知らない景色
さよならは まだ言わないで
物語続く 絶望を連れて

「知らない」

「楽しかった大学生活が終わって、仕事をして暮らすフェーズに足を踏み入れてしまった…」という、途方もない道のりに怯えていた状況と、歌詞がぴったり重なる気がした。

で、ちょっと検索したらすぐ「下ネタが好き」とか「PVの途中に差し込まれるおふざけ」に行き当たって、そこでグッと好きになった。
椎名林檎の時と同じで、ギャップに弱い。

けど、就職して約半年で今の夫と出会ったので、寄る辺ない気持ちはすっ飛び。笑

PerfumeをYouTubeで延々と見るようになって、ネット掲示板かどこかに誰かが書いた「中田ヤスタカはなんでこんなに女子の気持ちが分かるの??」に深く頷いたりしていた。

彼女達は可愛くてカッコよくて、でも身近にいそうな雰囲気もあって、今でもほんのり憧れ。
でもテクノとかモードに私はピンと来ないので、「違う国のステキな人達」って感じ。

ずらーり並べてみて思うのは、常に「カッコいい!」って目を輝かせていたなということ。

そりゃ、「自分は小さくて丸顔だから『かわいい』を目指そう」ってしたら迷走しますわ…

あと、久しぶりに調べてみて驚いたんだけど、活動を辞めてしまった人が一人もいなかった。
やっぱりみんな、好きでやってて、無理はせず…という感じなのかな。

あと、意外なポイントが見つかった。
「社会を変えたい、そのために何かしなくちゃ」という気持ち。

これはコンセプトである「レストランオーナー」にもつながる話で、先日のmont neigeさんとの会話でも出てきたことなので、じっくり穴掘りしていきたい。


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