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JAZZ me sweet

 「高崎音楽祭」高崎芸術劇場個人的JAZZ三連戦の最終日、fox capture planの公演へ。
 ジャズレジェンドの渡辺貞夫グループ、ラテンジャズの熱帯JAZZ楽団に続き、今回は現代版ジャズロック・ピアノトリオ。

大きな看板が出迎えてくれる
この日はゴスペラーズの公演も
こちらも行きたかったが身体はひとつ、やむなし

 演奏はとても良く、スタジオシアターの響きもやはり良い。メンバー3人に5人のゲスト込みで、最大8人編成になるという構成は贅沢。
 ただ、メンバー3人で演奏している状態にのみ合わせすぎてしまったのか、残念なことにゲストが入った後の音のバランスが非常によろしくない。群馬県出身者・縁のあるメンバーで結成された女性弦楽四重奏「Quartette Richesse」、サックス/クラリネット渡邊恭一ともにミキシングで下げられすぎていると感じた。
 スピーカーに近いかなり前方の座席だったため、まさかライブ耳栓が帯域をカットしすぎているのか、と一瞬疑ったくらいだ。(※脚注)
 是非ともリベンジしてほしい。

 「Blue Planet」や「Butterfly Effect」が生で聴けたのは幸甚。
 また劇伴でも有名なバンドとあって、本編では「コンフィデンスマンJP」でお馴染みの「We Are Confidence Man」、アンコールではドラマ「カルテット」のテーマ曲「Theme from Quartet」も奏でられた。はじめて聴く向きにも楽しめる、華やかなセットリスト。
 まったりとしたゆるいMCも一興、楽しい時間だった。いずれ、また。
 

【セットリスト】
衝動の粒子
Greatest Blue
Jazz me tender
Time to think
Cross View
Rising
(休憩15min.)
Akashic Xronicles
Blue Planet
Butterfly Effect
The Dawn Coming
We Are Confidence Man
NEW ERA
*encore
Theme from Quartet

 
注:愛用しているのはCrescendoのMusic20で、全帯域のバランスを崩さずに19db下げてくれる逸品。これまで使用感に不満を感じたことはなく、当然ながら疑ったのは一瞬だけである。
 
※プレイリストの「We Are Confidence Man」はサウンドトラックとは別バージョンでコーラスの入らないもの。サントラの音源はこちらを。


(文中敬称略)


なつめ がんサバイバー。2018年に手術。 複数の病を持つ患者の家族でもあり いわば「兼業患者」