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モラトリアムの振り返りと4月からの抱負

一昨日から京都に来ています。大好きなゼミの先輩、Yさんに会って、その後滋賀に移動してサークル同期のMに会うためです。(念のためイニシャル) 実はその間、一人旅の時間ができたので、せっかくだから入社目前のこのタイミングで、1年間を総括してみようという試み。 2023/04-06 3月頃に24卒としての就活が終了し、残り半年間の復学を決める。(本当は就活が6月頃までかかると思っていた。) 就活終わったんなら暇か~!と思って、ポッドキャストの制作会社(株式会社PitPa)でイ

    • 「ナミヤ雑貨店の奇跡」を読んで

      映画にもなっていたし、東野圭吾作品だし、とりあえず読んでみるか、思って読み始めたこの作品。 初めは、東野作品にあるハラハラ感があまりにもなく、読み応えがないなと少し残念に思っていたが、読み進めていくとやはり綺麗な文章を書く人だなと思って、あっという間に最後まで読み終えてしまった。 全体を通して、この作品からは「何かを信じて、全力でそれに向かうことって悪いことじゃないよね」というメッセージを感じた。 特にそのメッセージ性が強いなと思った部分を、以下抜粋しながら考察を述べていく

      • 「でーれーガールズ」を読んで

        原田マハは感情や光景を彼女の頭から文章に正確に写し取ることに非常に長けている作家だと思う。 歴史やアートを題材にした作品が多いので、青春小説を読んだことはなかったが、高校生の青春という何事にも代え難い期間を表現するのも本当に上手だなと思った。 この物語の中で、作者は「大人にならなければいけない少女たち」と「大人になったけど変わらない少女たち」を交錯させながら、彼女たちの友情を描いている。 その二者を一番うまく表現しているのが、以下の2つの場面だ。 ひとつめは、鮎子が白鷺女子高

        • 森沢明夫『津軽百年食堂』を読んで

          この物語の中で私が取り上げたい点は、大きく分けて3つある。 一つ目は、情景描写が素晴らしいこと。そして限りなく優しいこと。これは、他の森沢作品でも言えることだ。森沢明夫さんの作品と初めて出会ったのは『虹の岬の喫茶店』。Kindleのunlimitedで読み放題だった彼のその本に釘付けになり、夜が更けるのも構わずに一気に読みふけったことを覚えている。 個人的に、彼の作品の一番いいところといっても過言ではないのが、彼にしか表せない情景や、匂いの表現の仕方だ。本書にも、「鉄錆と食物

        モラトリアムの振り返りと4月からの抱負

          村田沙耶香『コンビニ人間』を読んで

          「白羽さんの言うとおり、世界は縄文時代なのかもしれないですね。ムラに必要のない人間は迫害され、敬遠される。つまり、コンビニと同じ構造なんですね。コンビニに必要のない人間はシフトを減らされ、クビになる」 (pp.72).Kindle 版. この文章を読んだ時、私ははっとした、物語全体を通して対比されている「現代の日本社会」と「コンビニ」の構造が、この主人公の言葉を通してはっきりと言語化されていると思ったからだ。 この小説を読んで私が感じたのが、無機質なコンビニを有機的に捉え

          村田沙耶香『コンビニ人間』を読んで

          Self Introduction!

          自己紹介というか生い立ちです。あるものをコピペしてるのでだいぶ簡素です。別の記事で好きなものとか好きなこととか考えてることとか書けたらいいなあ。 ・幼少期あまり覚えていないが、外交的な性格ではなかった。幼稚園で一番仲が良かった友だちといつも一緒にいて、毎日手紙交換とかをしていた記憶がある。運動はあまり得意ではないのになぜかお遊戯会で安室奈美恵の曲でダンスをやり、めちゃめちゃ泣きながら練習して本番親にほめてもらったのが嬉しかったのが一番の思い出。 ・小学校本が好きで、暇さえ

          Self Introduction!