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子どもを産ませてくれないなら連絡してこないで


しばらくTwitterを放置しているのだが、最後のツイートでわたしは死(もちろん比喩)を仄めかしているのだから、「最近更新がないな」と思った人がプロフィールに飛んで、そういうことだと気づけばいいと思っている。気づかない人はそれはそれで、私を記憶から消し去って殺してくれているので感謝している。そうすれば、わたしは自由に生きられる。

ただ、サブの創作アカウントでつぶやいてみたときに、コメントやDMがぞろぞろ来て、更新がないことに心配していた人も多かったのだとは思った。

今、非常に元気に生きているし、元気に生きているからこそTwitterがいらないし、男もいらないのでつぶやきをやめただけだ。飽きもあるし、変化もあるから執着しなかっただけだ。

書くことは時々したくなるが、明るいテンションで創作ができるのなんか、子ども向けの作品が書けるような人だと思うので、大人向けの文章しか書く気がないわたしは、書くほどに暗く思われるのは仕方ない。

殺人事件ばかり描いているミステリー作家のメンタルを読者は心配しない。わたしはエッセイ的に男の話ばかりするが、ただのコンテンツを提供しているだけで作者本体を心配されたくて書いているわけではない。

全てが思い通りにいっているならわたしは願い続けている妊娠も手にしているだろうが、自分の人生と自分の心は、うまくいかないから面白いし有難いのだ。自分の選択で生きた今は、その時その時精一杯考えて出来ることをした結果であり、日々多くの幸せをもらっていて満足している。

Twitterをやらなくても親しい友達とは別のSNSで繋がったし、大人になるほどに要らない人間関係は自然と切れていくので、追いかけるほどの人はないだけである。

わたしを好いてくれる人は、わたしを時々思い出してくれるし、noteや創作の更新を探してくれるはずだからこのままでいい。我儘だが、わたしは自分の身を守るためにひっそり生きていたい。

心配して、DMやコメントなどしてくれるのはいい。ファンとしてなら大変ありがたい。だが、男からの下心、または何とも正体の掴めない気まぐれ、それらはもう一切いらない。気持ち悪い。



一年半ぶりに、失恋した時に遊んでくれた男の子から連絡が来ていた。久しぶりすぎて、どんな風に彼のことを呼んでいたか忘れて、LINEの履歴を辿った。

少し嬉しかった。わたしの精神がボロボロになっていた時にデートをしてくれて、ヤリマンを辞めつつあってあんまり気持ちが入らずセックスがうまくできなくなっていた時に、彼は心地よい時間を与えてくれた。あぁ、上手い人と普通にするのは凄くいいものだなと、とても安心したし気持ちよくて元気が出た。

久しぶりに連絡が来たのはいいのだけれど、あれ?あなたはわたしのことそんな呼び方で呼んでいましたかと、違和感があった。きっと、連絡先処分のついでに、こいつ誰だっけ?ブロックもしくは消去の前に一旦連絡しておくか程度の作業で連絡してきたのだろうなと、勝手に想像してやりとりを長く続けずに終えた。

あの時の感謝はしているけれど、そうやっていつまでも女の子に連絡して遊んでおけばいい。わたしの未来には、もう関係がないでしょう。暇つぶしをしている時間はわたしにはない。一人で美味しいご飯はいくらでも探せるし、一人で食べられる。




妊娠でもさせてくれないなら、どんな男もわたしに金輪際連絡しないでほしい。




最後にまともにデートしたかなという人からの連絡も断った。デート中は久しぶりに酔いすぎて、ほとんど記憶がないくらいわたしもはしゃいでしまったのだが、そんな泥酔した中でもよく覚えてたことがある。

酒の回った彼は、武勇伝のように昔のアルバイト先の女の子を輪姦していたことや、関係を持った恋人に「下ろせ」と迫った過去をペラペラとしゃべっていた。

昔は悪かったということをひけらかしたい人はこの世には多い。過去にはヤンチャしたけど、今は立派な大人になったということを伝えたいのかもしれないが、そんな話をしているうちは全く立派な大人ではない。比較的真面目に生きてきた人間にとっては非常に気分が悪い話題だ。わたしがこの世で一番嫌いなネタは、女性蔑視だ。(その次が修学旅行で悪さした自慢話)

吐くほど飲んで、何とか這いつくばって帰宅した翌日以降、記憶に残っていたのは彼の醜い武勇伝。心にひっかかった体験というのはいつまでたっても脳にこびりついている。

いくら現在の仕事を誇りを持ってこなしていても、いくら人に優しく丁寧に接していたとしても、女性に「下ろせ」と言った過去がある男の人とこの先、友だちとしてもハッピーな関係を築けているのは描けない。どんな状況下だろうとその言葉は許せない。わたしは妊娠がしたいから余計に、「下ろせ」という言葉が、自分が言われたわけではなくても心が痛くなり悲しくなる。



別に心配して連絡してくれても、下心を持って連絡してくれてもいい。ただ、妊娠させてくれないなら男性からのどんな思いも全くいらない。

結婚したいというより、よき伴侶が欲しいとは思う。自分と同時に幸せになってほしいと願えるパートナーがもしいたら、わたしの生活だってより幸せになる。だが、そんな一途になる機会もこれからないのならば、特定の誰かに身を委ねることはやめて、一生いろんな過去の男を思い出し続けて、楽しかったなと思って過ごすこともわたしにはできる。

変に、結婚間際に元彼を思い出して泣くような陳腐な女にはなりたくない。わたしにもしそのような日がやってくるとしたら、特定の一人の元彼を思うことなんか絶対になく、あらゆる男と遊んで満足し切ってるので、誰かに感謝するのではなく今まで経験した全てに感謝することだろう。


昔はあれだけ精子をもらっていたのに、もったいないものだ。でも、過去の誰にももらいたいと思ってないからもう無駄なんだよ。喩え、タイムスリップして過去の誰かに精子ちょうだいと、頼めたとしても決して誰にも頼まないだろう。今のわたしが妊娠したいだけで、昔のわたしにとっては遊んでいた頃も真剣に付き合っていた人がいた頃も、全て望まない妊娠だったから避妊し続けたまでだ。自分が選んだから、それが正解だ。


パートナーになる覚悟もないのに連絡してくんな。妊娠させる覚悟もないのに、生存確認なんかしてくんな。

無駄な精子を女か孤独に撒き散らしてんなら、社会貢献した方がいい。


Ain't Your Girl.


そう、これは全てわたしの覚悟だ。同じ覚悟がないならこの覚悟に立ち入らないでほしい。




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