フォローしませんか?
シェア
natsumi
2018年3月25日 14:05
「あ、久しぶり。元気だった?」ある日の放課後、ふいに祥子さんの事を思い出し、うっすらと暖色に変化しつつある街を抜けて、あの空き地に足を運んだ。するといつものように建築資材に腰を下ろして祥子さんがぼんやりと空を眺めていた。「うん、久しぶり。最初にあった時よりかは元気だよ。」「そうなんだ、確かに顔つきもしっかりしているように思うよ。」「そうなの?自分じゃよくわからないけど…。」僕は彼女の