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The Modelの垣根をこえる CS・ISのナレッジ共有でアポ獲得数が増えた話

こんにちは。株式会社hokanでCSをしている中川です。
2022年12月でちょうど在籍2年となりました。

hokanは保険代理店さん向けの顧客管理システムを提供する
BtoBのVertical SaaS企業です。

現在はSMB規模(hokanでは60名以下と定義)の保険代理店さんに向けて
顧客管理システムのオンボーディングを担当しています。

IS・CS間の連携は自然には生まれない

弊社のようなSaaS企業の多くが
The Model型の営業スタイルを採用していると思いますが、
当然ながらお客様の情報はIS→FS→CSと
一方通行で流れがちです。

そして、商談履歴やヒアリング内容の共有など
顧客管理がうまくできていないと
この一方通行の流れすら分断されて
お客様の満足度も低下してしまいます…

そのため私はこれまでの2年間
「FSからの引継ぎ時点でわかっている情報は
可能な限り細かく聞き出す」ことにこだわっていました。

お客様から見たら、ISもFSもCSもみんな弊社の人間です。
「1回目の商談で話した課題を、またヒアリングされているな」
「社内で情報共有がされていないんだな」

と初対面で思われるのだけは絶対に避けたい。

なのでFSにはしつこいな〜と思われるかもしれませんが笑
可能な限り引継ぎで質問しまくり、不明点をつぶします。

一方、The Model型の営業組織のデメリットとして
(少なくとも弊社では)ISとCSが普段業務で関わることがほとんどない
という課題がありました。

コール数や商談の履歴などのレポートはslackで眺めているけど
自分の耳でコールの内容を聞いたこともない。
なんとなくISの取組みを自分ごととして捉えていないところがありました。

FSが間に挟まっていることもあり、
ISとCSのメンバーの連携はどちらかが意識的に
働きかけないと生まれない
のかもしれません。

IS/FS/CS横断の組織へ

2022年後半、SMBチームでは社内組織体制の変更があり
いわゆるThe Model型のチーム編成から
IS/FS/CSを横断する組織が構築されることに。
各チームのリーダー陣の定例なども始まりました。

ただ普段の案件引継ぎなどで話すFSはともかく、
ISメンバーの2名とはほぼ会話したことなし。
この時点で自分自身の行動には特に変化はありませんでした。

ISとCSで情報共有→アポ件数が増えた!

ちょうどその時チーム内で課題だったのが、アポの獲得率。
IS/FS間ではこれを改善するため、1ヶ月カンヅメで会議室にこもり
コール品質の改善に着手していましたが、
なかなか成果が出ずに悩んでいると聞いていました。

せっかく同じチームになったのだからと、
このカンヅメ会議室に突入!!
(わたしは深く考えるよりまず先に動くタイプです)

そこでISメンバーとほぼはじめてお話してわかった悩みは二つ。

①窓口として電話に出られる事務のお姉さんを突破できず切られてしまう
②競合他社システムとの比較に弱い

①窓口の事務担当者さんを突破できない問題については、
日々のCS業務で事務担当のお客様からいただくエピソードや、
これまでの導入事例から刺さりそうなエピソードが
いくつか思い当たりました。

これをさっそく共有すると、すぐにISメンバーがスクリプトやトーク事例に加えて当日から実践してくれました。

②競合他社システム比較に弱い問題については、
別システムからhokanに切り替えてくださった仲良しのユーザーさんに
ヒアリングのお時間をいただき、とことん質問させていただきました。

年末の忙しい時期にヒアリングを快諾してくださったお客様には
本当に感謝です…

この効果がどの程度あったかはわからないのですが、
年末にもかかわらずISチームのアポ獲得件数が突然上昇!

12月3週目:2件
12月4週目:14件!

たぶん波はあると思うのですが。

① CS:現場のナレッジ共有
② IS:スクリプトに落とし込む
③ IS:実際に架電
④ CS・IS:振り返り&質問タイム(①へもどる)

という流れの完成です!
定例を組んだり、形式ばった形では実施していないのですが、
これからもISチームの定例やamptalkの履歴を聞いたりして
一緒に取り組んでみたいと思っています。

ISのコール履歴から現場のお客様の反応を知れる

この連携により、CSとしても得られるものが多くありました。
私がCSとして出会うお客様は
当然契約を締結してくれているので
基本はhokanに良い印象を持ってくれている方々です。

一方でISのコール履歴を聞いたり、ISメンバーからの話を聞くと
まだまだ業界内の知名度は低く、
もっと会社として信頼を積み重ねていかなければならない
という事実がよくわかりました。

何よりはじめてお話するお客様に対して、
声だけで信頼を得てアポを獲得してくる
ISの仕事は本当に尊敬です。

私はamptalkのコール履歴聞くだけで心臓がドキっとします…

CS→ISの情報の還元ができると
また一段とチームが強くなれるし、仲良くなれるし
楽しく仕事できるな〜と思ったできごとでした。
2023年も楽しくやっていきます!

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