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最後のバイト代

こんばんは。今日もお疲れさまです。

去年は一時期とあるバイトをして暮らしていたのですが、先日最後のバイト代が入りました。

転職活動中という名の無職の中年を拾ってくれて、労働とお金と人権をくれたこと、私は一生忘れないと思う。

社会と関わって「一個人」として扱われるということが、こんなに心を健やかにしてくれるとは知らなかった。

労働はもちろん体力も使って大変だし、人と関われば嫌な思いもする。毎日がハッピーじゃなくてもそれでもいい。

「お金では得られない経験を得た」
というか、お金をもらいながらいい経験をさせてもらった。こういうことが「楽しかった!」と言える感情なのかも知れない。
今まで"労働は楽しくないもの"という定義があったのだけど、楽しかった。


とはいえ、これはすべてきれいに収まって終わったから言えることである。
今はバイト生活を離れ、会社員になりいわゆる"普通の社会人"として生活を営めるようになったから、"謎のバイトおばさん"はきれいな思い出になれている。

ただやっぱり、自分の人生に現れた"謎のバイトおばさん"期間は一生輝いているだろう。
そしてバイト先のお店には感謝の気持ちを込めて立ち寄り続けるだろう。

バイト先の人たちも、こんな謎のおばさんに良くしてくれてありがとう。
この先の人生に幸あれ。

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