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シャニマス考察まとめ

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シャニマスの考察です。 与太話くらいの認識でどうぞ。
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記事一覧

灯りというメタファでもって解釈するシャニアニ第二話『ウタという炎』

 みなさんはシャニアニの第二話をもうご覧になったでしょうか?  私は既に先行上映で二回も観ているのですが、数ヶ月経った今、もう一度観てもめちゃんこ楽しんで観ることができました。  というのも、この第二話は構成やメタファがとても綺麗で非常に私好みなのです。  なおかつメタファの活かし方が非常にアニメ的だったのもあり、劇場を後にする際に「アニメという強みをうまく活かしていたし、第一章の中でも抜きん出て良かったなぁ」と思ったのを覚えています。  とはいえ、私が観測する限りではそ

"シナリオ以外"の部分から考察するルカ加入までの伏線

 どもども、普段は円香のコミュ考察を書いている、なつおりと申すものです。  5thのルカ加入事件から早1週間経ち、現地で観ていた人も、配信で観ていた人も、あの瞬間の衝撃や情動は少しずつ薄れてきた頃合いでしょう。  かくいう私もその一人なのですが、加入する驚きとは別の感情が、まだあの瞬間と変わらずに残っているのです。  それは、自分に対する失望感です。  というのも、私は2年前のシーズ加入とルカの存在が発表された直後にDye the sky.とルカには関係性があるという考

シャニPとの信頼関係から紐解く二律背反 【Merry】樋口円香考察

 いつの間にやらクリスマスはおろか三ヶ日すら遠い過去。  気付けば5th LIVEが目前に迫っている今日この頃ですが、今更ながらに【Merry】の考察を投下しようかと思います。  投稿こそ遅れてしまいましたが、現状、趣旨が被っている考察を投稿している方はいないようなので、記事としての独自性は担保されていると思います。  ということで、今回もよろしくどうぞ。 ※この考察は【Merry】を含む樋口円香が登場する多くのコミュのネタバレを含みます。予めご了承ください。 前書き 

踏襲と対比の美しさから考察する【オイサラバエル】樋口円香

 いやはや、見事にぶん投げられましたよ。  ということで、この記事では【オイサラバエル】樋口円香について考察していこうと思います。よろしくどうぞ。 ※この考察では【オイサラバエル】を含む樋口円香が登場する多くのコミュのネタバレを含みます。予めご了承ください。 前書き この考察は少し長くなるため、先に結論付近の話をしたいと思います。  まずは下のスクショをご覧ください。  これは今回のTrue END『美しいもの』の終盤にて流れる円香のモノローグなのですが、このTrue

【Howling】芹沢あさひコミュ考察 〜雪の白さを知る君へ〜

 先日実装された芹沢あさひの限定P-ssr【Howling】が【ジャンプ!スタッグ!!!】や感謝祭を踏襲しつつ、それらに登場するキーワードを上手いこと"謎"に落とし込んでおり、こりゃあ記事を投下するっきゃない内容だなってことで筆を取りました。  記事の公開が新規P-ssr実装の1時間前という事で、だいぶ投稿が遅れた考察にはなりますが、お付き合いいただけると幸いです。 前書き さて、まずは先述した【Howling】に登場する"謎"について紹介していこうと思います。  コミュ

Dye the sky.×ルカによる福音書×創世記から読み解く『神様は死んだ、って』

 この記事は新旧聖書(ルカの福音書や創世記)の記述や今年のシャイニーカラーズの動き、歌詞の符合に加え、Dye the sky.が斑鳩ルカへの強烈なアンチテーゼであるという考察をもとに約2年前から貼られていた伏線を回収していくものです。  また、それらを踏まえた上で『神様は死んだ、って』が『Dye the sky.』への強烈なアンチテーゼであるという考察をしていきます。  よろしくどうぞ。 Dye the sky. × 斑鳩ルカ(伏線回収) 大前提として『神様は死んだ、って

改訂版【ピトス・エルピス】樋口円香コミュ考察 〜『言葉の解釈』という切り口から〜

 先日実装された樋口円香の限定P-ssr【ピトス・エルピス】がW.I.N.G.を想起させたり、言葉選びが巧みだったりしてこりゃあ記事を投下するっきゃない内容だなってことで筆を取りました。  如何せん投稿が遅くなってはしまったので新鮮味はありませんが、独自性はあるんじゃないかな、、? あると思いたい、、  シャニマスのコミュ考察を書くのは初めてなので至らない部分もあるやもしれませんが、楽しんでいただければ幸いです。  ちなみに『改訂版』と冠しているのは、公開後に文章の構成や表

東京に虹がかかった日 〜三峰Pが読み解くプラスチック・アンブレラ〜

 みなさんはもう既にご覧になっただろうか、東京公演DAY2の三峰結華こと成海瑠奈さんの勇姿を。  三峰Pは必見だし、そうじゃ無い人にも是非見て欲しいと思えるほど素晴らしく、二日経った今でもアーカイブを見るだけで興奮させられる最高のステージでした。  私は普段、長ったらしい文章で公演全体のライブレポートを投稿しているのですが、三峰担当として単独で記事を書くべきなのでは? と思い至る程に素晴らしかった。  まぁ実情としては、DAY2が日曜夜に終了したため、長ったらしいライブ

伏線? Dye the sky.が斑鳩ルカへの強烈なアンチテーゼという話

※注意!  この記事はタイトル通り、Dye the sky.が斑鳩ルカへのアンチテーゼである、という解釈に基づき書かれたものです。  タイトルの時点で「シャニマスはアイドルにそんなことさせない」的な解釈違いや不快感を感じた方は読まないことをお勧めします。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※  先日の2nd LIVE、聞くまでも無いことですが最高のライブでしたよね!  私もテンション上がりまくりで、終わってからこの記事を書いてる今現在も、セトリとyoutu

シャニマスの新ユニット予想

 さて皆さん、突然ですが、つい先日の生放送告知ツイートが元で一部シャニマス界隈が色めき立ったのはご存知でしょうか。  なぜこの一見普通の告知ツイートで盛り上がりを見せたのか。その理由はこの生放送の告知画像にあります。  この画像、タイトルロゴの『3rd Anniversary』の上に、7つの星が描かれているのですが、これがシャニマスのユニットを表しているのではないか。  そして、既存のユニットには無い緑色が新ユニットを示唆しているのではないか、その発表が2nd LIVEあ

『夢見鳥(Game ver.)』から考察する樋口円香の臆病さの理由と原因

 先日1月1日、元旦という年明けのめでたい日に円香のsolo曲『夢見鳥』がゲームに実装されました!(いえーいどんどんぱふぱふ)  タイトルだけで円香学会を震撼させたこの曲、私は実装されるまでシャニマス故のクオリティに対する信頼と、タイトルから感じるえげつないものが投下されるのではないかという恐怖、そんな高揚やら緊張やら不安やらがない混ぜになった心持ちでした。  まぁ実際、曲自体は期待通り期待以上の素晴らしいもので、曲全体のクオリティはさることながら、バラードと円香のベスト