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この考え方があれば、人生が生きやすくなる:豊かな人生の秘訣

人生とは波のようなもので上がったり、下がったりするバイオリズムがあります。物理学の視点から見れば、私たちの体も含めて、この世の全ては波の性質を持っていると言えます。

例えば、ソファーやテーブル、携帯などのすべてのもの。また外にいるのであれば車、自転車などのすべての見えるものなど。
これらの物質を細かくしていくと分子、原子、原子核、陽子、中性子...というように最終的には全て素粒子で出来ています。

私たちの体も細かくみていくと、皮膚、鼻、目、口というふうに分かれ、これらを更に細かく見ていくと37兆個の細胞でできていると言われています。

またこの細胞を更に細かくみていくと、分子、原子、原子核、陽子、中性子...というようにどんどん細かくなっていき、量子力学という学問でいう素粒子というところに辿り着きます。

この素粒子というのは観測できる最小単位のことを素粒子と言い、 私達の体も細かく見ていくと素粒子でできています。この素粒子を分かりやすく言い換えると「気」であり、この「気」はエネルギーとして存在しています。

そして、これらのエネルギーは波の性質を持っているのです。

私たちが着ている服の色や目の前に見えている色も、実は波の性質によって色が違って見えています。
赤外線と紫外線などは目に見えない光ですが、この光も波で言い表すことができ、周波数が異なることで色や光、音の違いが生じます。音も周波数です。 聞こえてくる車の音や音楽の音も波で書き表せることができ、この世のすべては波の性質を持っており、目に見えないものも、目に見える物質も波で言い表すことができます。

波を想像すると分かる通り、波は上がったり下がったりしますよね。

そして、「全ては波の性質を持っている」
ということは、私たちの人生もまた波の中で揺れ動いているのです。

株価などのグラフを見ると、波が上がったり下がったりしていますよね。
また、景気が良いときもあれば悪いときもありますが、これがそもそもの性質ですから、上がったり下がったりするのは当たり前なのです。

しかし、私達人間は上がってるときは気分が良くなり、下がってるときには気分が落ち込んでしまったりと、波と一緒に気持ちも揺れ動いたりするものです。

波の性質は上もあれば下もある。
つまり、世の中の波でいうと「プラスがあればマイナスもある」と思いがちなのですが、プラスもあればマイナスもあるというのは、実は世の中の妄想であり、光があれば闇があるように、世の中にあるこの二つは表裏一体なので、これらのどちらかが良い悪いというのは、あるようにみえて、実はないのです。

この光と闇が合わさって、世の中や私たちの人生は成り立っているのです。

しかし、私たちは過去の経験や記録に基づいて良い悪いをジャッチし、「プラスもあればマイナスもある」という思い込みによって、感情が左右されます。

しかし、これらの波は自然の摂理であり、良い悪いを超えた客観的な出来事ですから、私たちは「客観的な視点」を持つことが人生をポジティブに生きる手がかりとなります。

 例えば、波の満ち引きでいうと、波が来てる時が良くて、引いてる時は悪いということはありません。
また、男女というのは「陰」と「陽」で言い表せられていますが、男の人が良くて、女の人が悪いなんてこともありません。良い悪いがないというのは、私たちの出来事においても同じことが言えます。

ですから、この「良い悪いのジャッチを手放す」ことで、物事を肯定的に判断できたり、よりポジティブに物事を見つめることができるようになっていくのです。

人生は波ですから、「上がることもあれば下がることもある」ということを、受け入れることができるようになると、どんな出来事にもひとつひとつ落胆することがなくなっていきます。

人生において、気持ちが落ちる時や、うまくいかない時があります。
しかし、うまくいかないことが、なにか大事なことに気づかせてくれるサインであったり、それがあったからこその今であったり、うまくいかないことや気持ちが落ちてることが必ずしも悪いことではないのです。

人生は、良い事も悪い事も予測できないという「人間万事塞翁(さいおう)が馬」ということわざがあります。

ある日、老人が飼っていた馬が逃げ出し、村人たちはそれを不幸だと考えましたが、老人は冷静で、「禍福は結っている」と言います。

すると、後になって逃げた馬が山から帰ってきて、なんと野生の良い馬を連れて帰ってきたのです。

村人たちは今度はそれを幸福だと考えましたが、その馬を飼っていた老人の息子が、馬から落ちて足の骨を折ってしまいます。

村人たちはこれを災難だと言いますが、老人はまたしても冷静で、「これが災難と言えようか」と答えました。

やがて戦争が起き、村も戦争に巻き込まれてしまいます。しかし、老人の息子は足を怪我していたため、戦争に行かずに済んだのです。

この物語は、「禍福は糾結している」の教訓を通して、出来事が最初は不幸に見えても、結果的には良い方向に転ぶことがあるということを示しています。

この出来事の一部を見ると、一見ついてないことのようにも思いますが、全体を見ると、出来事それぞれには意味があるということが理解できます。

このように「気持ちが落ちてる」「今悪いことが起きている」「ついてない」と判断した「悪い」というのは、私達が自分の過去の経験や、記録によって「悪い」とジャッチ(判断している)だけで、それが必ずしも悪いかどうかは 「ただ、それがいま目の前で起きた」というだけなので、良い悪いを考えたり思ったりするのは自分のフィルターなのです。

私たちの目の前に起こる出来事に「良い悪いというのはない」という考え方を持つことができれば大半の悩みが楽になるのではないかと思います。

 いま世の中でいろんなことが起きている中で、良いことだと思えることに遭遇している人もいれば、悪いことだと思えることに遭遇している人がいます。

しかし、これもすべて必然で起きていることですから、今気持ちが落ちていたり、うまくいかない出来事があったとしても、必ず波が上がる時がやってきます。 これが波の法則なので、ずっと波が下がりっぱなしの人生はないのです。そして、波が上がりっぱなしの人生もありません。

周りの人がとてもうまくいっていて、それが自分にとってはうまくいってなかったとしても、必ず自分にとってのベストなタイミングで良いことが起きたり、夢が叶うチャンスが来たりします。波も一旦下がらないと上がることはできません。

私たちがジャンプしようとするときは、一旦必ず下にじゃがまないと飛べないのと一緒で、人生にも屈伸は必ず必要なのです。

もちろん、波のバイオリズムは人それぞれ違いますから、その時のベストなタイミングで自信を持って波に乗れるように、自分にとっての波が下がっているような出来事の遭遇した時、そこでネガティブなことを思ったとしても

まずは、いま自分がこの出来事に対して良い悪いってジャッチしてるなということに気づくことが重要です。

いまこんな出来事が起きていて悪いと考えてしまったな、でも悪いかどうかは自分が決めてるんだな。

という考え方ができるようになれば少しずつ人生に対しての考え方が今よりも楽観的な考え方に変わっていきます。

良い悪いは存在しない、私たちはこの考え方を学ぶことによって、日々の小さな幸せに少しずつ気づくことができるのではないかなと思っています。

あなたの人生が昨日よりも今日、今日よりも明日と肯定的に進んでいけますように。



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