見出し画像

不気味な廃病院

ぼくは小説家を目指している若者で、短編ホラー小説を書くことに挑戦している。ある日、友人と共に取材で廃墟にやってきた。この廃墟は昔、病院として使われていたとのことで、そこで起こった怪奇現象や不可解な事件が数多く伝えられていた。興奮と緊張が入り混じる中、ぼくはこの廃墟で起こる出来事を小説にすることを決意した。

廃墟の中に入ると、そこには昔の病院らしい光景が広がっていた。壁は剥げ落ち、ガラス窓は割れていて、草が床を覆っている。不気味な沈黙が漂い、薄暗い廊下には怪しげな影が見え隠れしていた。

ぼくは友人と一緒に廃墟を探索し始めた。廊下の先には患者の部屋が並んでいた。ぼくたちは一つの部屋を選び、中に入ってみることに決めた。部屋の中には錆びたベッドとぼろぼろのカーテン、ここに入院してたであろう患者の写真があり、何かしらの存在を感じさせていた。友人はカメラを構え、ぼくは手に持ったボイスレコーダーで音声を録音を始めた。

すると、突然、廃墟の中で不気味な声が響く。

「出て行け」

声がどこからか聞こえてきた。ぼくたちは驚きつつも、興味津々で声の主を探すが、何も見つからなかった。しかし、その声は次第に増え、大きくなり、やがて廃墟全体に響き渡る。

「出て行け!」「出て行け!」

ぼくたちはパニックに陥りながらも、取材を続ける決意を固めた。友人がカメラで撮影をしている最中、ぼくは廃墟の中を進んでいった。すると、廊下の向こう側から怪しい光が見えた。

ぼくは慎重に廊下を進んでいくと、そこには見覚えのある人物が立っていた。それはぼくたちが先程入った部屋の元患者だったのだ。彼は血まみれの白衣を着ており、手にはナイフを持ち、目つきは狂気じみていた。

「出て行け!ここには何もない!」

彼は叫びながら、手に持っているナイフを振り回した。ぼくは恐怖に震えつつも、友人に合図を送った。友人はカメラを構え、彼の姿を撮影した。

すると、彼の姿がカメラの画面に映ることなく、消えてしまった。友人とぼくが目を合わせると、その時、廃墟全体が揺れ始めた。急に暗闇が訪れ、ぼくたちは足元がふわりと浮いているような感覚を覚えた。

目が覚めると、ぼくたちは廃墟の外にいた。友人は空を見つめ、驚きと恐怖が入り混じった表情をしていた。ぼくたちは廃墟での出来事が夢だったのか、それとも現実なのか分からなくなった。

しかし、友人がカメラの映像を再生すると、そこには廃墟で撮影したはずの映像がちゃんと残っていた。そして、その中にはぼくたちが廃墟で撮影中に見た血まみれの元患者の姿が映っていた。

ぼくたちは言葉を失い、ただただ驚きと恐怖に満ちた廃墟の記憶を胸に刻んだ。この恐怖体験をもとに、ぼくは短編ホラー小説を書くことにした。それは、廃墟で起こった不可解な出来事を体験した若者たちの物語であり、恐怖と驚きが詰まった物語となった。




あとがき

いかがだったでしょうか?実は人生初めてこういった物語というか小説を書いたんです

書きながら語尾どうしようとかセリフ少ないかなとか描写表現大丈夫かなとか色々心配しながら書いてました

見てくれた人の暇つぶし程度にでもなれば嬉しく思います!

次回の短編ホラーは事故物件系にしようかなって思います!
ぜひ感想等をTwitterで #なっつん をつけて投稿してくれると嬉しいです!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?