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精神壊れそうになった社畜おばさん、Vのライブに救われる[3]

「もらった大きさは分かっている」とめいじーちゃんは歌うけど私は分かってなかった。

童田明治という存在がどれだけRainDropsの音楽を支えて、力になっていたのか分かっていなかった。


何にも分かってなかったんだよ!ちくしょう!!私なんてきこえを聞く資格がない!!でも名曲なので聞かせて!!あとこれ読んでくださってる方で聞いたことない人は聞いて!!CD買って!!アルバム「バイオグラフィ」好評発売中です!!名曲揃いです!!私のおすすめは「明日は日曜日」と「ラブヘイト」です!!

あと今これだけ文章にしているけどぶっちゃけ最初にライブのきこえ聞いたときはもう感極まりの泣きすぎで感想なんて出てこなかったからな?!この感想はアーカイブを泣きながら見つつ必死に少しずつ書いたものを後日構成してできています。


「きこえ」のラスト、泣いているような、笑っているような声で歌われていた

「僕の声の震えは今も変わらない 変わらない でもいいや 」

という歌詞が、今日で最後の舞台となる彼女を表しているみたいでさ~!もうね~~!!ラストの「もういいや」の高音が綺麗すぎてもうー!!マジで卒業しちゃうの?!こんな才能持ってる子が?!てまた思ってしまった。

分かってる。終わりのない活動なんて無いし、いつかは皆卒業する。ネガティブな話だけど諸々の事情で卒業発表や最後の配信をしっかりできず、そのまま消えるようにいなくなる人だっている。もーっとネガティブな話なら契約切られて突然いなくなる人だっている世界だ。

そんな華々しくも危うい世界の中、きちんと卒業発表して卒業配信することも伝えてくれて、最後に大きなライブまでできて、めいじーちゃんとレイドロのファンは幸せな方だ。


彼女の卒業は本当に寂しくて悲しいけれど、ライブを見れて良かった。

ライブが終わりに近づくにつれ、6人でのレイドロが終ってしまうんだ…寂しい…という気持ちでいっぱいになってきた。配信のコメント欄からもみんな同じ気持ちなのがめちゃくちゃ感じられた。でもそれと一緒に、最後に歌う皆を見れて良かった、て気持ちももちろんあった。月並みな言葉だけど、出会えて良かったと思える素敵な時間だった。

きこえの後くらいから時々マイクにノイズ入るな?て思ってたけど、後から聞いたらあれは泣き声だったね。めいじーちゃんもメンバーも泣きながら歌ってたんだね。

正直歌のクオリティとしては1日目の方が技術的には良かったのかもしれない。けれど2日目の皆は本当に全力で、残っている力全部吐き出すように歌っていて、見ていてまた泣いてしまった。マイクがしゃくりあげる音を拾うほど、必死に泣きながらでも歌うメンバーの声はすごかった。

社会人になってもう数年立つ社畜おばさんの私は、日常で泣くことなんてほとんど無い。いいことなのかもしれないけど、逆に言えば泣くほど感情を傾けられる何かがないのだ。泣くほど別れを惜しむ人なんていない。大抵この人ともお別れか~、さようなら、元気でね。またどこかで会えたらいいね。くらいだ。

だけどこのライブで涙を流しながらでも必死に歌うメンバーの歌声で大泣きしかけたし「めいじーちゃん行かないで~!!」て大声で叫びそうになった。(同居している姉が隣の部屋にいたのでさすがにしなかったけど。)精神壊れかけて無感動でボーッとしていた心が揺さぶられたのだ。そりゃもうライブの楽しさとさびしさと喜びと悲しみで心ぐっちゃぐちゃにされた。

メンバー最後の6人のステージを絶対に後悔させたくないし、したくない!というRainDropsの迫力は本当にすごかった。



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