旧姓と想いと感謝と。

私は自分の旧姓を大切にしている。

もともと、自分の旧姓は、
自分の中でかっこいい苗字だと思っていたし、
幼いころから誇りを持っていた。

結婚するにあたり、
本当はお婿さんが欲しかった。
主人の家のこともあり、
主人の家系は江戸時代から続く~~
とも話され、
私の家とは、まるでお家柄が違い、
私は嫁ぐこととなった。

ただ、私は2人姉妹で
末っ子の私だけが私の家の跡継ぎだった。

今の時代、跡継ぎなんて、
そう名家でもないから、
なんてことはないんでしょうけれど、
わたしの生き残ってきた、
命をつないだ、
先祖たちの名字を絶やしたくなくて、
わたしは、名字を大切にしたかった。

今となっては、
叶わない夢となったけれど、
もしミドルネームが許されるのであれば、
この旧姓を入れたい。
あと、私を旧姓で読んでくれる人たちには、
そのまま旧姓で呼び続けてほしい。

千と千尋の神隠しの千尋のように、
愛を感じていた、
幼いころのあのときの名字とともに込められた
想いを忘れないよう、
引き継げるよう、
私は、大切にしたいもの。

ありがとう、
両親、おじい、おばあ、そのまた先祖たちに、感謝。








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