世界に誇れる大和魂12

挨拶と日本人について考えてみたいと思います。

寺子屋の教科書とされる「童子教」にはこの様に書かれています。

三宝には三礼を尽くせ
神明には再拝を致せ
人間には一礼を成せ
師君には頂戴すべし

意味
三宝は仏教の三つの宝である「仏・法・僧」に対しては、三度礼をして敬意を表しなさい。
神社では二度の礼を忘れてはいけません。
知り合いにあったら、一度頭を下げなさい。
師や偉い人には敬意を込めたお辞儀を忘れてはいけません。
(子どもと声を出して読みたい童子教 齋藤孝 著 より)

と挨拶は全て頭を下げる習慣を子供の時につけさせています。
頭を下げて相手から視線を落とす行為は、前から切りつけられるかもしれないですからある意味危険ですよね。
それだけ相手に敬意を払っているってことですよね。

では西洋の挨拶は、握手とハグが有名です。
握手は右手同士を握り合うため、腰にある拳銃を抜けなくするためで
ハグは相手の体に武器を隠していないかチェックするのが起源の様です。

神社のお祭りの時、神社へ宮司さんにきてもらい拝んでもらいますが、
ニ礼二拍一礼をされる時、宮司さんは股関節を屈曲した形で礼をされます。
横から見たら90度。
日本のお辞儀の中で最大級の敬意になるわけです。

縄文時代から神に敬意を払い、周りの人達とは常にウィンウィンの関係を保っていた日本人には人を疑うという観念がないのかもしれませんね。

これからお辞儀をする時、相手に対する敬意を意識してみようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?