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プロレスにおける批判的な考察 その13

 久しぶりの投稿である。新型コロナは昨年末時点では落ち着いたかのように感じたが、オミクロン株の猛威を受けている。国のピークは過ぎたようだが、まだまだ予断は許さない。
 先日、新日本プロレスが「クラウドファンディング」を行うと発表した。これを見て少しショックだった。
 天下の新日本プロレスも苦しいのだろう。新日本はまだまだ余裕を持ち、どっしり構えていてほしい・・・そんな気持ちがどこかにあった。

 実際新日本は集客で苦戦しているようだ。後楽園ホールでの観客数もけして多くはない。ドームなど大会場でも満員マークがつかない。満員で当たり前。それはもうコロナ前のこととなってしまった。
 なぜか?答えは単純。興行の「満足度」が下がったからだろう。

 「面白かった。」「興奮した!」そんな気持ちから、人はリピーターになる。早い話しが「高いお金を払ってまで新日本にはもう観に行かなくてもいいな。」そう思わせてしまっているのだろう。
 原因は次の二つが考えられる。
  ① 外国人の入国が制限されているため、カードがマンネリ化。
  ② 反則・決着のつかない試合のためのフラストレーション。
 
 では、これらの解消のために新日本プロレスがすべきことは?
 ①については、ユニットの再編やそれに伴うフレッシュなカード編成が考えられる。海の向こうではバレットクラブが揺れ動いている。ならば思い切って、日本国内でもバレットクラブ対決を組んではどうか?
 イービル率いるハウスオブトーチャー対、GODにファレが味方してのオリジナルバレットクラブ。対正規軍よりもずっと盛り上がると思う。抗争が盛り上がっているところに、できればジェイホワイト率いるニューバレットクラブも来日し、抗争に入り込んでほしい・・・と思うのは贅沢か?

 ②については、イービルを取り巻く環境を少し整理する。もともと実力のある選手。今の扱いではあまりにもかわいそうである。
 反則も少しくらいなら構わないが、試合決着に絡ませてはダメなのである。あくまで最後は力と技。お客さんを大事にした試合に戻すべきだ。

 どうであろうか?さらに付け加えるなら・・・若い選手をもっと上にあげていくべきだ。オーカーンはもっとタイトルに絡んで良い選手。そして海野や成田の武者修行ももう十分であろう。ノアは今ベテラン軍が大活躍だが、新日本の将来を考えると、若い血は不可欠だ。

 オミクロンのピークが過ぎても、このままコロナが消滅するとは思えない。海の向こうではロシアがとんでもない暴挙に出、北朝鮮も相変わらず訳の分からないことをしている。
 こんな時代だからこそ、がんばってほしい!新日本プロレスに!!
 

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