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当たり前にあるものを失わないために

先日、子供が風邪を引いたらしく40度以上の熱を出しました。

今までもちょいちょい熱を出していますが、40度越えの熱は初めてのこと。

普段から熱が出ても39度くらいまでは元気に動いているのだけど、40度越えてからはぐったりした様子。

子供は今までに2回ほど「熱性けいれん」を起こしたことがあるので、その様子を見てハラハラ。

そして、

子どもの対応で仕事の時間が奪われてストレスを感じることがあったけど、時間が奪われたとしても、やっぱり元気でいてくれるのが一番だな…

なんて思ってしまいました。

普段元気な時は何も思わないのに、その『普通の日常』を失いそうになった時にようやく、その大切さに気付くんですよね。

このような気付きはもちろん今回が初めてではありません。

本当はそんなふうに思う前に対策ができたら一番なのですが、気付いた時にはそれをきっかけに、ちょっとずつでも改善して行けたら良いですよね。

なお、今回の出来事を経ての対策として、子供は普段寝てる時に服がはだけてお腹が出ていることが多かったので
【腹巻付きパジャマ】
を買いました。

さて、上記と同じような状況は、僕がいきものに関わる活動をする中でも見受けられます。

例えば「いきものを守ろう!」という時、その対象は大抵、
・絶滅危惧種に指定されているいきもの
・レアないきもの
ばかりです。

例えば普段身近な場所で普通に見られるバッタやアリなんかは、あまり注目されません。

でも絶滅危惧種には、最初から少なかったわけではなく、"もともとたくさんいたけど、減少して絶滅危惧種になってしまった"というのも多い。

例えば、かつては水田などに普通にいたのに現在は絶滅危惧種となってしまっている、タガメやゲンゴロウなどもそうですね。

前提として、いきものを守る行動自体とても尊いものであり、絶滅危惧種を守る活動は素晴らしいです。

なので欲を言えばという話なのですが…

変化が顕著になってから(大幅に数を減らしたとか)動くのではなく、"普通種"である時からその大切さを認識し、「そもそも絶滅危惧種にさせないようにすること」ができたらより良いと思うのです。

ちなみにそのようなことは僕などが思いついたようなものではなく、すでにそういったふうに考えて活動されている方がたくさんいて、今日もいきものの生息環境の保全や啓蒙活動をされています。

そんな方々の活動の刺激を受けつつ、僕も以下のような活動をしています。

●ブログやアプリなどで、身近ないきものの魅力を発信
→希少ないきものだけでなく、身近な生きものに目を向けてもらう
>> ネイチャーエンジニア いきものブログ

●森の保全活動に参加&いきものの定期的なモニタリングの実施
→今普通に見られるいきものの変化に気付けるようにする

僕の影響力やできることは微々たるものですが、それでもできる限りのことをして、「僕が大好きないきものを、未来も見られる」ということに少しでも貢献できたらいいな、と思っています。

あなたも「今当たり前にある大切なもの」を再確認してみると良いかもしれません。

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