読書感想文『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』

中島聡『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』

ビジネス書を何か読もう→Kindle unlimitedにいいのあるかな→タイトルに興味を持った、という経緯でこの本にたどり着いた。
この間『エッセンシャル思考』を読んだから、なんとなく似た雰囲気を感じるこの本に目がいったのかもしれない。

作者は元マイクロソフトのすごいエンジニア。(すごいってなんだよと自分でも思うが、Windows95を作ったりしている本当にすごい人)
自伝的な部分もあり、小学校3年生の夏休み・高校受験・大学時代・マイクロソフト時代・マイクロソフト卒業後の独立における成功・失敗経験を語りながら、その中で気づいた「時間術」の大切さを教えてくれる本になっている。

読んだ感想としては、まず「なるほど、すごい人というのはここまで自分流を貫いてやり切っているのか」ということ。
『エッセンシャル思考』でも朝型を推奨していたけど、中島さんは毎朝4時に起きているらしい。4時に起きて、顔を洗ったら即仕事に移るとのこと。
え?朝はまずコーヒーを淹れてニュースを読んで…じゃないの?
4時に起きたら家族が起きてくる6時半までハイパワー(中島さんが言うところの「20倍界王拳」)で仕事をして、朝ご飯を食べて犬の散歩にいったら8時から12時まで仕事の続きをするらしい。そして午前中にその日の仕事のほとんどを終わらせるらしい。そのあと夜までは流しで仕事するとのこと。
たしかに朝は邪魔が入らないから、日中の倍のスピードで仕事を進められる、というのは体感としてある。やっぱり朝型にしよう…

以下、備忘録として大事だと思ったことをメモする。※要約ではなく、私にとって大事なことです

  • すべての仕事は必ずやり直しになる→多少のアラは無視してプロトタイプを先に作る

  • 締切の前に締切があると考える

    • 10時にハチ公前で待ち合わせをするということは、9時半にTSUTAYAのスターバックスにいるということと同義

  • 予習は最強の時短

    • 必ず予習して、授業はわからなかった部分を集中して聞くのが効率的(昔の私に言ってあげたい)

  • ラストスパート志向が諸悪の根源

    • 締切は絶対に守るものと考える

    • 指定された期間の2割を使って、見積もりをする。この期間に猛烈に仕事をして、見積もり期間中に8割方その仕事が終われば、間に合うと判断する。8割終わらなかったら延長を打診する

    • スタートダッシュで一気に作る。

    • 考えてから手を動かすのではなく手を動かしながら考える。崖から飛び降りながら飛行機を組み立てる

    • 余裕が大事。残り8割の期間は余裕をもって仕事に取り組む(質を高める)

    • 仕事を早く終わらせることより、安定して続けることを意識すべき。スタートダッシュのまま仕事を続けて期限より早く終わらせたら、またすぐに仕事を振られるかもしれない。これは消耗して続かない

  • 1日の最初の2時間半で、1日のメインの仕事の8割を終わらせる

    • 朝が最強

    • 人がある習慣を身につけるには、平均で同じ行動を66日続ける必要がある=2か月早起きしてみる

  • 昼寝は何度でも取る。

    • 脳の老廃物をとるには寝るしかない

    • 作者は18分がちょうどいいらしい

  • マルチタスクをやめる

  • 「なんとなく必要そう」ではじめる勉強は続かない。必要になってから、実践しながら覚えていけばいい

  • 寝る前に翌日のタスクリストを作る

以上です。
次は、ワシントン・ポーシリーズの4作目を読んでみます。ただし日本語訳版がまだ出ていないので、英語原作を読みます。
やりながら調べたほうが身につくと今回学んだので。ちょうど英語も勉強してみたいと思っていたし、実践しようと思います。

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