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私はなぜYESと言えなかったのか(1)

先日は内心ドキドキしながら8ヶ月ぶりにnote再入場したのですが、いや〜!やっぱりいいですね、note仲間は✨スキやメッセージを下さった皆さん、改めてありがとうございました。とっても励みになりました!

お陰様で、久しぶりに再会した友人とハグするような、同窓会で変わらぬ友情に安心するような温かい気持ちになりました。やる気!元気!書く気!!ということで今後ともわたくしめの与太話をどうぞよろしくお願いします。

純白のタンクトップが眩しいぞ!爽やかインテリアデザイナーとの出会い

アラフォーともなりますとマッチングアプリでいいねしてくれる男性も高齢化が進み、ピチピチした男性は少ないのですが、久しぶりに「おぉっ!」と思ういいねが来ました。

青い海をバックに純白のタンクトップ&白い歯が眩しい爽やかな笑顔。日に焼けた引き締まった体がグッジョブです。

高校生の時分より「男は顔より体!」が信条のナヲ子。これは完全にストライクゾーンど真ん中ですよ。うぇーい!

どれどれ?職業はインテリアデザイナー、自営で年収800〜1000万円。ふむふむ、悪くない。というかいいじゃないの!私も建築畑で働いてきたので、自ずと親近感も湧いてきます。

早速いいねを返してマッチング成立。彼は連絡がマメで、メッセージの返信も早いためポンポン会話が弾みます。同い年ということもあり、会う前から冗談を言い合えるようなフランクで楽しいやり取りが続きました。

これってこれって、もしかしてついに来ちゃったかもねかもね?!わたしの運命のひと・・・♡

そして迎えた初対面の時

よくよく聞いてみると、なんと彼は2駅先に住んでいるご近所さん。益々運命を感じ、彼との新婚生活にまで妄想が膨らむナヲ子。もはや気持ちは結婚しています(会ってないけど)。

やりとりを始めて2週間ほどしたある日、明日は仕事が早く上がれそうだから会ってみない?と言われ、ついに彼とご対面することになりました。

私の地元の駅まで迎えにきてくれるというので、駅待ち合わせにしたのですが時間になっても彼らしき人が見当たりません。キョロキョロ、いないな〜・・・と思っていたところ彼からLINEが飛んできました。

「コンビニの前に車停めてるね。黒のアルファード」

えっ?!車??

たま〜にいるんですが、初対面のデートに車で登場する人。そりゃわしゃまぎれもないアラフォーですよ。そんなの全然平気そうに見える風態だし、何を今更って言われるかもしれないけどさ。

でもでもでもでも、やっぱなんか怖い!

しかもその黒のアルファードには全窓にスモークが貼られアクセントで赤いアクセサリーがついてブラックライトみたいな電飾がデコられている・・・。そしてボディには「B’z」のステッカーが何枚も!これ、完全にヤン車じゃん!!

なんだこのギャップは!

恐る恐る車に接近するナヲ子。全窓スモークにつき正面から近づいたので、彼も気付いているはず・・・ですが、遠い目をして空を眺めているため目が合いません。

コツコツコツ。

窓を叩くとウィーンと窓が開きました。私はヤンキー系が苦手なので引きつった笑顔で「こんにちは」と短く挨拶すると、「乗って」とぶっきら棒に一言。えっ、なんかLINEの爽やかでお茶目なやりとりと印象違いすぎません??

わ〜ん、私このまま拉致られて殺されちゃうかも〜〜〜っ!!!

そんな恐怖を感じましたが、え〜い、死んでやる!という謎の覚悟でその時は何故か車に乗ってしまったナヲ子。B’zのLOVE PHANTOMが大音量で流れています。いらない何も捨ててしまおう〜・・・

聞くまでもなくこの人B’zの大ファンなんだな、ということでここからは彼のことを稲葉さんと呼ぶことにします。そういえば稲葉さんを意識してそうな髪型と服装だな。

あんなに楽しくLINEしていた相手とは思えないくらい重苦しく緊迫感の漂う車内。どこに連れて行かれるかも分からないまま、私も怖いのと、怖い思いをさせやがってという憤りで一言も発する気になれません。

無言のまま幹線道路に出ると、突然稲葉さんが一言。

「他の男とも会ってんの?」

んん?はい??なんですか、突然。完全に野々村議員のようになってしまうナヲ子。右耳に手を当てたまま聞こえないフリしちゃうよ?

ストップザタイム、シャディダゥ、我慢できなぁ〜い・・・稲葉さんのハイトーンボイスを聴きながら、こうしてナヲ子のLOVE PHANTOMは幕を開けたのであります。

長くなりましたので続きはまた次回お届けしますね。本日もここまでお付き合いいただきありがとうございました。恋愛&婚活ネタを中心に連載しておりますので、よろしければスキ&フォローもお待ちしておりますね!



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