nawahime_and_me

緊縛撮影の人。あらゆる欲望には理由がある。

nawahime_and_me

緊縛撮影の人。あらゆる欲望には理由がある。

最近の記事

何のために写真を撮るのか(あるいは私はなぜ裸の女性ばかり撮っているのか)

写真のテーマは人それぞれだ。 ポートレートにスポーツ、ライブステージ、風景とさまざまだ。公募展なんか見に行くと、たくさんの作風に触れられてよい。勉強になる。「なんでこの人はこの被写体を選んだろう」なんて想像をたくましくするのも、また楽しい。 私はなんでいま裸の女性(それも緊縛)ばかり撮っているのか。 写真撮影には「その瞬間を記録する」側面と、「頭の中のイメージを具体化して一瞬で固める」側面がある、という前提でこの項を書く。 私は風景やスポーツ、ライブなどの記録系の写真

    • 「界隈」が苦手な話

      いわゆる「界隈」が苦手だ。私に近い界隈は「写真」「緊縛」になるが、関わり合いになりたくない。私にとって「向こうから勝手に寄ってきて迷惑をかける」存在となることが多い。多すぎる。 私に来る迷惑は「緊縛写真を撮りたいからお前の受け手を使わせろ」「お前の受け手を縛らせろ」が多い。無視していると「根拠のない悪い噂で貶められる」という事態になる。このパターン以外の迷惑は被ったことがない。裏を返せば、必ずこのパターンで嫌な思いをする。私の受け手も、同じパターンが多いようだ。 人物写真

      • 写真を読みたい

        「写真を批評するだけでうまくなってりゃ評論家はみんなプロ並みのはず」みたいなタイトルの記事を読んだ。タイトルずばりの論旨で、「写真を見て批評することは、上達に関係ない」というもの。色々無理があると感じたので、書く。 他人の作品を批評的に読む(けなす行為とは別の問題なので置いておく)には、一定の撮影技量が必要だ。 光質を見て光源や当て方を理解するとか、背景の流れ具合でシャッター速度、ストロボの強さ、絞りを判別するとか、ある程度トライアル&エラーを繰り返して経験を積んでいない

        • あいさつのかわりに

          女性を縛り始めて10年を超えた。 付き合っていた女性が、私に性的な逸脱をいろいろと教えてくれた。その一つが緊縛だった。 身体に危険が及ばない縛り方のポイントから始まり、受け手の身体が美しく映えかつ性的な魅力を増す縄のかけ方、拘束感を求める受け手を満たす縛り、縄の作り方とメンテナンス…。4年ほどの間、逢えば毎度縛り、終わればお茶かご飯をしながら反省会、というルーティーンを過ごした。 思えば、縛り手としてはかなり幸せなすべり出しだったと思う。それ以降、縄好きの女性たちとの縁

        何のために写真を撮るのか(あるいは私はなぜ裸の女性ばかり撮っているのか)