アンコンで嬉しかったことのひとつに、「広島で男声合唱したいんじゃ（仮）」の出場がある。

演奏前の団紹介で、「広島で男声合唱したいんじゃ（仮）」は合唱団ぽっきりとKoala Harmoniaの男声中心のメンバーであるとアナウンスされていた。

合唱団ぽっきりが創団して、2月で17年になる。光陰矢の如しとはこのこと、気づいたら17年経っていたというのが正直な感覚だ。

ぽっきりのプロフィールで10代から70代までと書いている通り、17年も続くと幅広い年齢層の人が揃うコミュニティになる。

老若男女揃うと、その生活状況や忙しさ、関わり方も変わってくる。

団員の中には子育てや親の介護、仕事や他の活動などで、なかなか練習に参加できなかったり、練習に参加出来ていても参加できていることだけで精一杯の人もいる。

一方、もっとガンガン合唱に関わりたい、関われる年代の人もいる。そういう人にとっては、ぽっきりの練習だけでは物足りないと感じるだろう。

そのようなときに、ぽっきりから、いわばスピンオフのような形で様々なコミュニティや活動が生まれてくるというのは、とても嬉しいことだ。「広島で男声合唱したいんじゃ（仮）」の出現は、そういう意味で、とても嬉しい出来事だった。

これからも週１の練習では物足りなく、もっと活動したい人はどんどんスピンオフしていって欲しい。そして、そのスピンオフが本筋になることもあるだろう。それはそれで面白いし、広島の合唱界にとっても大きなプラスだ。

合唱団ぽっきりという大きな広場で様々な出会いが起こり、面白い活動が始まる。そして、そのエネルギーが再び合唱団ぽっきりを動かす原動力となる。そんなコミュニティを夢見ながら、これからも一緒に歌う仲間を増やしていきたいな、と思う今日この頃でした。