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#5 アロマンティックの私が時々見る夢

ここ1,2年で夢の中で女性と付き合っている夢を2回ぐらい見た。
はっきりと覚えているのは2回だけどもしかしたら忘れてるだけでもっと見ているかもしれない。

アロマンティック・アセクシャルをはっきり自認したのは2021年の3月だった。

「恋愛感情がわかないのは可笑しいのだろうか」
「誰かに相談してもまだ好きな人が現れてないだけだよっていう何度も聞いたフレーズを聞くことになるだろうな」
「誰かと性的な行為をしたいって思わない」
「20代半ばで処女っておかしいの?」

親戚や同級生達はさも当たり前のように恋愛して結婚していく。

悩みまくってYouTubeで調べたりもしてたけど、20代半ばで処女だということを告白した女性の動画に対するコメントは「自分を大切にしてて素敵」というものが多かった。

違うんだ、自分を大切にしてるとか初めては好きな人が良いとか私が悩んでるのはそういうことじゃない。

そんな時ネットの海の中から「アロマンティック」「アセクシャル」という言葉を見つけてすごく安心感をおぼえました。


幸運なことに私の周りには私と似たセクシャリティの方がいたり、母親が驚くぐらいカミングアウトを素直に受け止めてくれたおかげで結婚を強要されることもない。

しかし、私は誰とも付き合いたくないというわけではない。

女性の方とお付き合いしたい。

昔から漠然とは思っていたがここ2年程でその思いが強くなった。

理想は女性の方との恋愛関係、または家族のような相方のような関係。

男性の方と付き合いたいという気持ちは今のところないです(その事情はまた書く機会があれば書きます)。

そういった思いが強くなってきたせいか、冒頭に書いた通り女性とお付き合いしている夢を2回程見たのです。


1回目に見た夢の舞台は地元の交差点の信号近く。そこで私が待っていて、白いワンピースを着た黒髪(こげ茶?)ロングの女性が私の元にやってきます。
私は彼女に会えたことが嬉しくて勢いよく抱きつきます。
抱きついた瞬間「この人に出会えて幸せ」だと思いました。恋愛している方の幸福感ってこういうものなのかな……?と思いました。
現実では感じたことのないふわふわとした高揚感。
その後急に場面が職場に変わります。面倒な仕事をしなければならなくなり期日も近い。
「でも週末は彼女に会えるから頑張れる!!」と強く思ったのが印象的です。
1回目はここで目が覚めました。


2回目は比較的最近見た夢です。
マッチングアプリとかで知り合った設定でした。
相手の女性は茶髪セミロングの明るい方で、その方に言われるまま一緒に自撮りしました📸
お互い性格が違いそうだけど、だからこそ補い合えそうな関係性という感じがしました。
初めて会ったその日にお互いにビビッときて付き合ってみることになるというところで目が覚めました。


2回目は少し大雑把でしたが、1回目に見た夢がかなり印象的で、彼女に対する愛情や彼女と出会えたことに対する幸福感が強くて「これが恋愛なのかな?」と思ったぐらいです。
もしかしたら一生この感情の答え合わせはできないかもしれません。

「恋愛する人はする人で大変だよ」ととある方に言われたことがありますが、私からしたらその土俵にさえ立てないんですよね。

恋愛に憧れているタイプのアロマンティックである私からしたらちょっと刺さった言葉でした。

私がここまで恋愛に憧れるのは、私の周りの結婚した人たちや付き合ってる人たちがみんなすごく幸せそうっていうのもあると思います。

アロマンティックでアセクシャルで、その上で同性パートナーを探すのはとても難しいと感じています。
マッチングアプリでも同じ条件の人はなかなかいないし、地元だったら尚更。

でももしかしたら出会えるかもしれない。
もしかしたら既に出会っている人とパートナーのような関係になるかもしれない。
その人と近所に住んで阿佐ヶ谷姉妹さんみたいな関係になるかもしれない。

未来はわからないけど。
憧れるのはタダだしね。

幸運なことに私は周りの友人に恵まれていて高校・大学時代の友人と今でも楽しく交流できているので、女性との恋愛に憧れはあるけど変に焦ることもないのかな。

まずは自分の体調を整えて仕事とかもできるようになってからだね。

焦らずゆっくり進んでいこうと思います。



kuma

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