【初音ミク&GUMI】 シリウス -冬の花- (Sirius -Winter Flower-)

Vocal : 初音ミク&GUMI(Megpoid)
Composer : あずまや
Lyrics : なゆたゆな

http://www.nicovideo.jp/watch/sm19374324

真冬の空 彩るシリウス
しじま燃やす 気高き残響
光年の哀しみ 蒼い吐息は
胸をつらぬく さざめきよ

星のかけらを手に 影を呼び
声なき言葉で 口伝(くちづ)てを

幸せに トワ祈る
静寂が睡(ねむ)りを 誘うまで
傍にいて この身が
焦がされて灰に なるまで


真冬の藍 見降ろすシリウス
大地抱(いだ)く 雷(いかずち)となり
貌(かたち)のない慟哭(さけび) 凍てつく空に
遥か星の 煌きよ

花弁(はなびら)の一片(ひとひら) 影を恋い
音なき世界に 接吻(くちづけ)を

幻は トワになり
行き場のない熱が 焼き尽くす
傍にいて この身が
砕かれて千々に なるまで


幸せに トワ祈る
静寂が睡りを 誘うまで
傍にいて この身が
焦がされて灰に なるまで

焦がされて灰に なるまで


■しじま:静まりかえって、物音一つしないこと。
■ちいさなシアワセ:スミレの花言葉

//2012.10.25初稿
//2012.11.27動画投稿
  
//あずまやさん
https://azumaya888.jimdo.com/

//episode
この歌詞は、曲先で応募用に書いたものを「遊牧民の花嫁」でコラボレーションさせていただいた、あずまやさんが詞先で作曲して下さった作品です。

本屋さんで見つけた(たしか「星と菫」という小説の)タイトルがすごく素敵で、小説は買わず仕舞いだったのですが、インスピレーションを得て詞作をしました。
地上に咲いた小さなスミレの花が、遠い夜空に輝くシリウスに焦がれるような、そんなイメージで書きました。

夜わたしは、おやすみタイマーにしてイヤフォンで音楽を聴きながら眠るんですが、まるで星々の揺りかごに揺られているような、深いやすらぎを得られる心地の良い曲です。

ボーカルは、ミクさんとGUMI(メグッポイド)の女声ユニット。この頃の目標が「全種類のボーカロイドに歌ってもらう」だったので、初めてのGUMI曲とても嬉しかったです。

応援ありがとうございます✨自分なりの"いい歌詞"を探究して、これからも普遍性のあるメッセージを届けたいと思います。