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フォトグラメトリとLiDARスキャンの違い!何に使う?【iPhone】

今回はiPhoneでお手軽に3Dモデルを生成する際に使われる、フォトグラメトリとLiDARスキャンの違いについてまとめていきます。

フォトグラメトリとは

写真を元に3Dモデルを作成する技術です。
様々な角度から撮影された連続した写真を使用するため、空間や規模の大きいモノの3Dモデル化が不得意ですが、フィギュアや料理などきれいに撮影できる程度の大きさのモノはきれいに3D化できます。

『FINAL FANTASY XV』の料理CGはフォトグラメトリを使っていたそうです。

以前フォトグラメトリで3Dモデルをつくってみた記事はこちらです↓


LiDARスキャンとは

レーザー光を物体に照射し、物体に当たって跳ね返ってくるまでの時間により、物体までの距離や方向を測定する技術です。
建築業界や地形測量などにも使用されているようです。

これをiPhoneに搭載したことにより、カメラの機能が向上したり、現実のモノの大きさが計測できたり、3Dスキャンアプリの活用が可能になりました。

iPhoneでのLiDARスキャナは照射密度が低いので小さいモノや複雑なモノを3Dモデル化するのは不得意ですが、部屋のような空間や大きいモノ(人型の銅像や車など)が得意で、フォトグラメトリと違って短時間で3Dモデル化できるようです。


まとめ

LiDARスキャナ→空間や車など比較的大きい物体が得意
フォトグラメトリ→料理やフィギュアなどの比較的小さい物体が得意

3Dモデル化したいものによって使い分けていくと良いですね!