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*男性育休* 育休とって半年経ったので振り返って感想など

男性育休が、というより、パパママ二人で育休を取った時に感じたこと考えたことをまとめてみました。育休に興味のある方、これから育休をとる方、育休とっている、とり終わった方などの暇つぶしになれば幸いです。
なお、育休が良いか悪いか、楽か大変かみたいなのは、みんなポジショントークだと思っています。このnoteもそうかもしれません😊


毎日なにしてんの?

ほとんど赤ちゃん抱っこしてます。お散歩したり、妻と交互に面倒みたり、沐浴やお風呂などは一日も欠かさず入れてます。もちろん泣き止まなくて大変だったり、それに対して工夫してみたりイライラしたり、でも笑顔がかわいかったりします。ようやく寝返りを覚え、なんでも口に入れて確かめます。
また、上の子の面倒、なんだかんだ月2回程度は病院に行ったり書類書いたりなど、を見ています。
子どもといる時間が十分にとれて、控えめに言って幸せです。

まだまだ育休は女性がとるものという認識だと思いますし、誤解を恐れずに言えば、女性がなんとかするものという考えも社会の根底にはあるのではないかと思います。確かになぜかママといる方が赤ちゃんも落ち着くことがあり、逆はなかなかないように感じます。けれども、母親にも自分のやらなければならないこと、やりたいことがある訳で、赤ちゃんを気にせずその時間をつくれるというのは男性や家族の協力あってのものかと思います。
だからと言って、夫婦二人で育休だと時間あるんじゃない?男性は何しているのだろう?という疑問が霧散するわけでもなし、私もそう思っていたくちです。男性の出る幕はない、有体に言えば暇なんじゃないかと。もっと悪いことに、その暇を狙って育休を取ろうとする方まで世の中にはいるようです。ですがきちんと子どもの面倒を見て家事や雑事をこなそうとすれば、完全に片方が空くということはないはずです。特に二人目以降になるとそれは顕著かと思います。
逆に、二人育休でも大変過ぎた、のようなネット記事も見かけました。確かに大変なシーンがあるのはその通りですが、子ども一人目でその状態がずっと続くことはなかろう、とも思います。

二人で育休なら育児は楽?それでも大変?

二人いて助かったなと感じる時もあり、二人でも大変だと感じる時もあり、当然ですが状況によります。もちろん、一人より二人の方が手数でも、取れる作戦でも何かと良いのは確かです。そんな当たり前のこと書いてしまった。。
気を取り直して、半年間経験してみての大変な状況になるべく陥らないための解決策、考え方を書いてみたいと思います。

大変な状況に陥らないために考えてたこと

先に結論ですが、「いかに一人で複数の子どもを相手にする時間を無くせるか」これにつきると思います。一対多(左が大人の数で右が子どもの数、以降同様)の状況が続けば大変すぎる状況になります。まず子どもの相手以外何もできません。これで子どもの誰かが騒ぎだしたり、泣き出そうものなら絶望的です🤣一時期、我が家で1対2の状況でも大丈夫だと言われたのでどうしてるか観察しましたが、泣こうが喚こうが片方を放置しているだけでした。まぁ、そうなるわな……しかし、これとは逆に多対一の状況をつくれれば、他に何かする余裕(あえて言い直せば、暇)が生まれるのです。
以降、具体的に見ていきます。話をわかりやすくするため、大人2人(パパ・ママ)、子ども2人(赤ちゃんと年上の子ども、乳児と幼児)を想定してもらうとよいかと思います。

(大人 対 子ども)
0対0
大人勢も面倒見ていない、子ども勢も面倒見られていない状態。みんな同時に寝ている時くらいしか発生しない。ひとときの平和

0対1or0対2
基本発生し得ない。面倒見ないといけない状態なのに、誰も面倒見てない。発生しているのだとしたらかなりまずい状態。事故とかに繋がるのではないか??

1対0
これがいわゆる余裕のある状態。この状況を利用して家事や雑事、やりたいことをこなし切らないともったいない。ただし、もう一人の大人の状態により対応が異なる。1対0(=2対0!)、1対1なら気にしなくてよいが、1対2になっているようであれば、即座に手伝いに向かうべき。

1対1
平日であれば、上の子が保育園や幼稚園に行っていたりで頻繁に起こる状況。これが育休中のベースラインの忙しさ。この状況だと、もう一人は1対0もしくは1対1のはずなので、相手を気にしなくてもよい。故に通常状態と捉えられる。
大抵は赤ちゃんを構ったり、抱っこしているので、この状態で他に何かできるかといったら、操作を必要としない動画や音楽を聞くくらいしかない。抱っこ紐、おんぶ紐の導入で家事に手を延ばせるがかなり疲労する

1対2
早急に相方にSOSを出さないといけない危険な状態。どちらかの子がヒートアップしたらアウト、大人のストレスや疲労もかなりのもの。用事などで大人がいない、助けを求められない場合は、上の子をテレビやYouTubeなどでおとなしくさせるなど、擬似的に1対1に持ち込むべき。
なお家事などで1人を空けるために敢えてしているのであれば良いが、そうでないのにこれが常態化しているなら相手にキレていい。なんのために育休とってんの?

2対0
ランダムに現れるボーナスタイム。やりたいことをやるチャンス。赤ちゃんが寝だすなど、ふとした時に訪れるが、予告なく中断させられる。そのため起動・移行しやすくセーブしやすい事をやるのが理想。私はこの時間含めて20冊ほど本を読みました。また、大人二人いないと進めづらいこと、相談などに使うとよいかも。SNSやソシャゲポチポチだとちょっっともったいないなぁ。

2対1
1対1と1対0を交互に繰り返しているような状態。この状態を作れることが二人育休の最大の利点。子どもからの要求や自身の疲労度により、子どもの面倒を随時交代できる。抽象的に書いたが、ちょっと赤ちゃんみてて〜がすぐできる。ただし、どちらが子どもを見ている状態かを互いに意識していないと、ダラダラとした時間の使い方になりやすい。よく言えば、余裕のあるゆったりとした時間だが…

2対2
休日や家族のお出かけなど、これも頻繁にあらわれる。基本は1対1と1対1の合わせ技なので問題無い。ただし、大人側が何か別のことをしようとすれば、容易に1対2となってしまうので注意。1対2が長時間続かないように行動するか、対策を立てた方がよい。

…というようなことを考えてました。ゲーム脳かよ🎲
これもパパママが二人とも意識しないと効果ないですし、なにより、お互いの支え合いがあった上での話です。

ママだけの育休だと、この1対2状態で家事までするのだろうから本当に頭が下がります。毎日きっちりやるなんてハードモードですよ。色んなことを諦めながら心身共に削りながら子育てしているんだろうな…

育休中に育児以外のことに手を出せるのか?

育児の他に何かを計画して実行することはできると思います。しかし、計画通り、期日通りにことが運べるか?といえばノーです。子どもたちがこちらの都合で寝たり、行儀よくすることなんて無いのですから。そのため随時期日とゴールを調整しながらやることになります。ただしこれは、妥協して終わりにできる(終わってないのに終わりにしちゃう)と同義です。そのため、ある程度の成果を求めるならゴールを変えずやり遂げようとする意志力や時間をムダにしない効率性、家族の協力や理解なんかを求められるはずです。
育休中にリスキリングなんて事も謳われているようですが、上記のように、二人育休ならまだしも、一人なら相当意志が強くテキパキ動けて時間の使い方が上手い方でないと難しいと思います。それができる方なら、仕事復帰してからでも出来そうですけどね。フツーの方は育児に専念しましょう、それで十分に立派です🙌

その他雑感

育児は大変なんだ、パパなんてほとんど何もしてない、ちょっとやったくらいで何が育児参加だ、などママからの非難の声やそれを書き連ねたネット記事など枚挙にいとまがありません。確かに育児は思ったより大変です。ただ世の中のパパがそんなに育児やってないのか、助けていないのかというとそんなことないんじゃないかとも思います。
ではなぜ、そんな声が量産されるのか?私はこれの一端は、ママの満たされない承認欲求や自己肯定感の類なんじゃないかと考えています。赤ちゃんを抱っこして何かするなんて男でもかなり疲れます。それを毎日やるんですから大変です。なんで泣いているかもわからないのに大声で泣かれて、なんとかしないといけないのですからママの心だって擦り減ります。こんなにがんばっているのになんで周りの人は誰も私を認めてくれない、評価してくれないのか。これが原因ではないのかと。
子育てが忙しく大変なことに共感し、それを認めてほしい、褒めてほしい、がんばっているねと言ってほしい。こういう満たされない気持ちなのではと思います。ネットに愚痴を吐き、誰かに噛みつくことで溜飲を下げるのではなく、夫婦関係や会話を改善すべきでは…とエラそうなこと言ってみる。言うは易し行うは難し。
何はともあれ、自分で自分のご機嫌をとれることが最強ですけどね😊

こんなことしてみました

育児の傍ら、妻や家族と話しながら、そして絶大なる協力と理解をえながらやってきたことをまとめています。なお、私はフツーの人です。ただちょっと”おかしい”と言われることがありますけど。


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