今回もこれだけ厚い小説。　なぜ我が家には厚い小説しかないのか（笑）　いや小説が厚いのか内容が厚いのを好んでいたのか…

さておいて今回の小説。　ふんふんなるほど明治当たりの時代か、大正あたりか。　昔はなんとなくで読み終わっていたが歴史を学んだ私にはなかなか入りやすい雰囲気だった。　こうやって歴史を学ぶことが改めて大事なんだな、と実感した作品。　世の歴史教諭よ、こうやって好きになれる人を増やすのが大事なんだぞ、と思ってしまう。　そしてこの時代のアイヌ民族の人たちを大事にしてきた今まで、そして侵略でなくなってしまう悲しみ、といった様々な面。　そして他国の状況、各国の考え。　様々な面での歴史のあった悲しい話を学ぶことができた作品であった。　私自身もなんとなく、で終わっていた作品だったが再読してみるとどのようにして今の時代を考えていったらいいのか、どうやって生きていったらいいのか、ということを考えさせられる作品だった。　そしてちょくちょく歴史上の人物が小説に出てくると芸能人にあった、みたいな雰囲気にさせてくれる作品であった。　内容うんぬんは語ることは難しいが、改めて過去の歴史があって今の歴史がある、歴史の大切さを考えさせてくれる作品であった。