【リドラの週2謎】 色彩検定2級を、1週間の勉強で191点取った話 【こぼれ話】
みなさん、今日25日に公開されたリドラの週2謎、解きました?
この私、一隅が企画を作って持っていったやつです。
ここで紹介されてる色彩検定2級、こちらの試験をリドラの4人で受けて全員合格したんですが、私が(200点満点中)191点という、リドラ内で一番高い点数を取りました。いぇい。
それで、収録後に松丸が「ホントに受けてみようかな」ってぼやいてたり、その後オフィスでも「自分も次回受けるから教えて」って言われたりしまして。あー、結構みんな色彩検定受けてみたいんだなーって。
というか、ハッシュタグ検索してエゴサしてると、「受けてみたいな〜」って人、けっこういたんですよね。
ということで、みんなの役に立つかなーって思って、私の色彩検定の勉強の様子を記事にしました。
だいたい私の勉強期間は1週間でした。日数ごとに追っていきます。
0日目 最初の準備
まずは勉強するための教材の準備について。
買うべきオススメの教材はこれです。
↑まずは公式テキスト
↑次に公式過去問
これだけです。
ほんとこれだけでいいです。
いろんな公式じゃない参考書もあって、私も一冊買ったんですが……正直、その筆者さんの思想・癖が入ってて、読みづらかったんですね
デザインってやっぱ味とかスタイルが人それぞれですからね。ポスターとかグラフィックのときは多様性が出て楽しいんですけど、これは試験なので……やっぱ公式が一番安全です。
というか公式テキストの中身、デザインが良くて普通に読みやすいんですよ。カラフルですし、見やすくて楽しい。
ちなみに、このように色の単語帳みたいなのもあるんですが、私はこれは買いませんでした。
なぜなら、色の名前についての試験の問題、全200点の試験のうち全部で10点しかないんですもの。だいたい色彩検定の合格ボーダーは150~160点くらいと言われています。色の名前一切覚えずに全部落としてもまだまだ30点くらい落とせる、という判断。
あと、色の名前って、自分の仕事(謎解き制作)においてはあんま関係ないから後回しにしよう、という考えもありました。色の名前と密接に関わるような人はがっつり勉強すると楽しいと思いますよ!
色の由来とか楽しいんですよね。動画にもあったけど、私は新橋色の由来好き。
1日目 まずは一周、読む
何はともあれ、理解できなくてもいいから、まずはサラサラっと公式テキストを一周くるっと読んでください。よくわからんところあったら、ひとまずとばして次のページにいっちゃってもいいです。
これには2つ、大事な理由があって。
まず1つ。色彩検定のテキストってこういう章に分かれているんですが。
2番目に来る2章「光と色」が、いっっっっっっちばん複雑で心が折れそうになるからです。
眼球の仕組みとか光の分光とか、いかにも高校の「生物」や「物理」の授業みたいな内容なんですよね。大学受験をがっつりやった私とかは慣れてるんでいいんですが、そうじゃないひとは普通にしんどいです。「分光反射率曲線」みたいなエグい漢字単語とかがバンバン登場するし。
そして、最後の方にある9章「住空間のインテリアと色彩」や10章「景観色彩」がかなりあっさりしててとっつきやすいんです。家具はこういうふうな色にするといいよねとか、こういう街が綺麗に見えるねとか、テーマが身近なんですよ。覚える単語の数も少ないので。
なので、もったいなくも2章で挫折しないように、一回は全体を俯瞰して見ておくといいです。
もう1つ。本の中盤あたりに顕著なのですが、章ごとの関連性がけっこう深いんです。
6章の配色イメージで学んだトーンの名前とか、普通に7章や8章で出てきたりしてて、「あれ? この章って新たに学ぶこと少ないな?」みたいなシナジーがちょくちょく起こります。なので、そこの連携を取りやすくするために、全部の章の内容を事前に知っておくといいんです。
ちなみにコラムは試験に出ないので必須ではないですが、読んでて楽しいので、余裕があったら息抜きに読んでみてはいかがでしょうか。
2〜3日目 弱い部分を熟読・調査する
1日目に全体を読んで、「ここのところよくわかんなかったなー」って部分があると思います。まずはそこをじっくり読んで、弱点を徹底的に克服してやりましょう。
テキストだけだと訳わからないこともあると思うので、Googleで検索しながらワードの理解を深めるとよかったりします。
他にも、3級を飛ばして2級からやる人って、ちょくちょく抜けてる知識があって。それを補う必要があります。
例えば動画にあったこの謎。
文字を見やすくするために境界線を入れることを「セパレーション」って言うんですが、これは3級で登場する単語なので、2級のテキストには載ってません。でも、2級は3級の知識を前提にして話が進んでいきます。
他にも、動画で紹介したマンセル表色系は2級に載ってますが、別の表色系であるPCCS表色系は3級の知識です。それなのに、けっこう2級のテキストでもこのPCCS表色系を使っています。
このあたりの弱い部分を、補って勉強する必要があるんですよね。
私がPCCS表色系を覚えたのはこのサイトですね。見た目がかわいくて、パッと覚えやすい。オススメです。
4〜5日目 がっつり勉強・暗記する
ある程度弱点を克服して、どの章もそれとなく分かってきたという状態になったかなと思います。
こうなったらあとは、試験や入試の時のごとく、ひたすら勉強して覚えるだけです。
いやー、久しぶりに図書館に行って勉強しました。それ専用の場所に行くと気分ができあがって勉強がはかどるんですよね。
私が昔から愛用している勉強方法は、「予想試験問題を自分で作る」ですね。以下の画像のようなのをひたすら作ります。
どういう単語を覚えるべきか、どういうものを問うてくるかというのを、考えながら勉強できるのがとても効率がいいです。
そうそう、ひとつアドバイスですが、色彩検定の試験はマーク式なので単語を完全に記憶する必要がありません。書かなくていいので、ふわっとこんな感じの単語だったなーくらいの記憶でどうにかなります。ある程度は肩の力を抜いて覚えていきましょう。
6日目 過去問を解く
直前になって知識がついたら、ついに過去問に挑みましょう。
まずは普通に過去問を解きましょう。実際の試験時間である70分を守ってやるとよいです。
そして、解き終わって自己採点したら、自分が間違えた問題の問題番号に丸をつけていきましょう。こうすると、自分の弱点が可視化されます。
それからは、一回くらい散歩に出掛けたり、別の年の過去問を解くなどしましょう。そうして時間を空けた後、また「自分が間違えた問題」だけ解きましょう。
この方法が一番「点数を上げる」のに直結します。
ちなみに心が強い人は、「4〜5日目 がっつり勉強・暗記する」の前に一回だけ過去問見ちゃうのも手です。勉強する時に「どこまで問われるのか」ってのがわかるので。
ただねぇ……何も勉強してないと、半分も取れないと思うから……そうすると、けっこうメンタルにダメージくらうんですよね……。え、これほんとに受かるの……って不安になっちゃうんで、強い人以外にはオススメしません。
試験当日 色名を一気に覚える
さあ試験当日。前日ゆっくり寝て、会場に来て。
席について試験開始を待つ十数分間で何をするべきか。
そう、ここで色の名前を覚えます。
公式テキストの後ろの方、色の名前や由来がズラーーーーーっと並んだページを、最後の最後の一秒までがっつり眺めて記憶に刻みます。
ちなみに私は由来までセットで覚えるほうが楽なタイプです。なので単語帳と相性が悪いんですよね……写真記憶っぽく覚える人は位置と文字を連動させるといいかもしれませんね。
そして教材をしまえと言われて、試験問題が配られ、試験開始になった瞬間になにをするべきか。
そう、試験問題の後ろのほうのページを開き、まっさきに色の名前を問う問題を解きます。新鮮な記憶が残っているうちに、さっさと5問片付けてしまいます。
私はこの方法で、1日の色名勉強だけで、10点中6点をもぎとりました。
もちろん、真面目に色の名前を勉強したい人にはオススメしません。これは私だけの特権です。でも、そういう人が他にもいるなら、是非お試しください。
そうして、ひとまず色名に答えた後、最初からゆっくり試験問題を解き始めます。これまでの勉強を信じて、一個一個着実に解いていきます。
ここで、試験を解く上で大事なことを、もう一度言います。
だいたい色彩検定の合格ボーダーは150~160点くらいと言われています。
つまり、40点は落とせます!!!!
数問くらい「え、なにこれ知らん知らん」という問題があろうが、そんなの気にせずに自信を持って突っ走りましょう!!
まとめ
いかがだったでしょうか。
ちょくちょくタメになる知見もありつつ、ズルいなそれ!みたいなこともありつつな試験レポだったと思います。
あくまで、試験は知識を得るための手段であり、試験そのものが目的ではありません。「私はここの知識をこれくらい知れれば仕事が捗るな、ひとまずそれだけ知れれば良い」という価値観でズルしたりしてたので、時間のある人は一週間といわずじっくり色彩の世界を味わった方が楽しいに決まっています。
だって、動画を見た人ならわかると思うんですけど……色彩って、楽しいでしょう?
さて、ここで色彩検定の勉強が捗る便利なグッズを1つ紹介して終わろうと思います。動画にも登場しましたが……こちら!
https://suzuri.jp/isibasi_riddle/12595990/t-shirt/s/white
そう!この服を着るだけで、色彩検定2級の色である「茶鼠」を覚えることができるんです!!すごい!!!
※注意:絶対に試験会場に来ていかないでください
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