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樹木希林さんから学ぶ3つのこと

樹木希林さんは、私の理想とする暮らしをしていた方の1人でした。私がシンプリズムいいなと思った1つのきっかけをくれた人でもあります。生き方、考え方、とってもかっこいい方だと思っています。

1.モノの価値を自分で見定める


樹木さんが購入したタンスの1つは、受刑者が作り上げたものでした。

はじめてそれ知ったときの感想は、「それどこで買ったの」「受刑者が作ったものか…ん~」って感情でした。ただ、私もそれに影響されて、地元刑務所の矯正展に赴いてみようと試しに行きました。結果、秋田監獄で作られたまな板を購入しました。いや、本当に"売り物"で自分の偏見が恥ずかしくなったくらいモノはしっかりしていました。

良いモノを良いと発言できるのはモノと向き合っているから。

モノを選ぶ際、主観(感情)と客観(単純にモノの価値がどうか)のバランスをとって選ぶかもしれませんが、やっぱり良いモノは良いと感じて買う。余計な先入観に縛られずどんなモノかを見極められる人ってのは、モノの本質を見られているような気がして、尊敬の念を抱きます。

私も、そうなりたいと感じました。


2.モノを”どんなものでも”大切に扱う


ビニール傘に名前を書いて使う。
女優であった樹木さん。ビニール傘にも名前を書いて失くさないようにしていたそうです。これにも驚きました。正直なところ、私はビニール傘は失くしても仕方ないなんて思っちゃってました。

でも、自分が手に入れたモノは丁寧に大切に扱う。その心にふれたとき、かっこいいな、綺麗だなと感じました。大小、金額の如何にかかわらずそういった気持ちでモノを所有すること、それが手に入れた人のある種の責任なのかもしれません。

3.足るを知る


靴は3足。というのを本で書かれていました。私は4足。樹木さんは作業用の長靴合わせて3足というのだから、実際外出の際は2足ということに。とんでもない少なさだと思いました。

樹木さんは、お金には困っていないはずです。が、だからといってやたら買い物してモノを管理できなくなるよりかは、自分の状況を見定め使うか使わないか必要か不必要かを冷静に判断できる人だったのでしょう。


樹木さんから学ぶこと

 モノ選びやモノとの向き合い方、そして、自分との対話。そうしたものに長けている人から”日本的美しさ”を感じました。過度に持たず驕らず適切に。

私も襟を正してモノとの付き合い、自分の身の振りを見直すべきかなと感じざるを得ません。

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