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ワタリドリになる未来

今日は近未来的な話をします。
この世界的な状況を受けて、多くの人の働き方が変わりました。
皆さんの会社でもZoomやTeamsを導入した企業もあるのではないでしょうか。

もちろん、対面状況による信頼性の確保であったり、
人と人との協業という意味で、物理的な環境下で仕事をする大切さは、
理解しており、シームレスなコミュニケーションによって、
仕事またはビジネスで、創造的な要素が生まれる事も否定しません。

ただ、世の中がこのような状況になってしまった限り、
バーチャル的な空間である程度の業務をこなさなければならないというのが、
半強制的に生まれてしまったので、直接的な非対面での弊害こそあれど、
皆さん「在宅では〜までしかできないと思ったけど、割と
多くの仕事が在宅で出来るやん」という事に気付いてしまったのかもしれません。

それは今まで築いてきて蓄積された信頼残高を削りながら、
コミュニケーションコストを掛けずに業務を行なっているのかもしれませんが、
少なくともテレワーク、リモートワークでできる業務は、
直近2年間で圧倒的に増えました。

そうなってくると、一個人として考えた場合に、
どこで働くのかというのが次の問題になってくると考えていて、
首都圏中心で働いていた人が、通勤の回数も減ったので、郊外で
のんびり働くといった生き方の変化もニュースなどで取り立たされています。

宿泊業界でも、格安で30連泊プランを打ち出したりと、
あの手、この手で生き残ろうとしていますが、この世界的な状況は、
人の生き方にまで影響を与えようとしている事が見て取れますね。

では、標題に書いた「ワタリドリになる未来」というのはどういう事でしょう。
結論から言うと、国や地域にとらわれる事なく、働ける未来のことを言います。

これは、一部のお金持ちや、デジタルノマドといった
ネットで収益を稼いでいる人たちだけの特権ではなく、
一般の皆さんにも近い将来訪れる未来だと考えています。

例えば、年収400万円の人がオフィスに勤務をしなくていいとなった場合、
日本の東京に高い家賃を払って住む必要がどこにあるのでしょうか。

当然、英語などが喋られる前提ではありますが、
東南アジアで住むとなった場合は、マレーシアでもシンガポールでも、
上記記載の年収があれば、日本とは比較にならないぐらい豪華な家で、
住んで生活する事ができます。

事実、言い方こそ国によって違えど、リモートワークビザなるものが、
一部の国では発行されているという話も聞いていて、
首都圏で働く人が、地方で住む事ができるように、
国内で収益を上げている人が、海外で住む未来が
目の前にやってきていると、私は本気で考えています。

では、「ワタリドリになる未来」が目の前にやってきている場合、
企業のスタンスとして、
人の雇用の確保の仕方はどうなるのか、
オフィスという固定席を用意する必要があるのか、
人が本来求めている働き方とは何か、
を考える必要があると思いますし、
個人のスタンスとしても、
会社だけの収入で生きていくのか、
どこで働き、どこで住むのかを意図的に選択する、
という事がとても大事になってくる未来が想像できるかと思います。

未来はなかなか読めないとは言いますが、
今進んでいる世の中の方向性の延長線上にあるものは、
多くの事が実現すると考えています。
そして、その未来があなたの目の前にやってきた時に、
どう生きるかは、あなたの生き方の主軸に関わってくるのかと感じました。

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