<名言風シリーズ78> 一歩でも散歩
【解説】
久しぶりに散歩した。
いつでも行けるからと思っていたら、
いつの間にか時間がなくなっていた。
まるで、夏休み終了の2日前の喪失感と焦り。
健気に笑っていた数ヶ月前の自分の顔が
どこか憎たらしい。
戻れるならあの時に戻り
胸ぐらを掴んで、しっかりしろと言いたい。
なんてことを言ってもしょうがないのは
十分わかりきっているが故に
悶々とする。
だから、散歩に出かけようと思った。
しかし、当日の朝は雨が降っていた。
ここ最近降ってなかったのに、その日に限って。
そこまで、行かせないようにしているのか
と思っていたが、出かける頃には止んだ。
行かない理由もなくなった。
買ってからほとんど履いていない雨靴で、
水たまりもぬかるみも気にせず歩く。
むしろ、攻めていく。
自然のある公園を歩く。
やはり気晴らしになる。
頭の中が空っぽにはならなかったけど
だいぶスッキリした。
わずか1時間ぐらいだけど、行ってよかった。
一歩でも外に出れば、結構いけちゃう。
一歩でも外に出れば、気晴らしの散歩がはじまる。
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