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「Starlight Challengeって何?」を言語化する。

ポールプリンセス!!に真剣!
朝からポテチ(@nchas3821)です。

ポルプリ47都道府県ツアー、大盛況ですね。

今日はずっとずっと頭の中にあった話、「Starlight Challenge」ってなんだろう、を言語化しました。

ポルプリで出会った人、ポルプリに出会うだけあって人生を前のめりで生きているというか、受け身じゃないというか……
なんでみんな、同じ映画をそんなにあちこちに通ってまで何十回も観るのか
なんでみんなポールダンスを始めるのか
なんで聖地熊本に足を運ぶのか、
不思議ですよね。
いま渦中にいる当事者の人たちにも、
あらためて考えてみてほしい。
なんでこんなに夢中になっているのか。

そして、熱中していないにも関わらず、この記事を覗いちゃうほど、外からこのにぎわいを観測している傍観者のあなたにも、どうかこちら側で、一緒に同じ渦に巻き込まれて欲しい。

そんな話。

ポールプリンセス!!とは

ポールプリンセス!!っていうのは、2023年11月に公開されたオリジナルアニメーションです。

ポールダンスに魅せられた少女、星北ヒナノ(CV.土屋李央)は、幼馴染の西条リリア(CV.鈴木杏奈)や東坂ミオ(CV.小倉唯)、南曜スバル(CV.日向未南)とともにポールダンスの世界に飛び込むことに。
ポールダンスに魅せられた少女たちは、大会を通じて自らを乗り越え、強く美しく輝くことができるのか。そして優勝は誰の手に……?
少⼥たちの想いを1本のポールに込めて、熱い⻘春ストーリーがここから始まる!

https://poleprincess.jp/より

現在(5/1)、全国47都道府県全国ツアーを上映しています!

「ポールダンスってすごい」ただそれだけの物語

私がこの作品を知ったのは、製作陣に私の好きな「プリティーシリーズ」が多く居たため、企画の発端からプロジェクトの開始を目にしました。
しかし当初は、プリティーシリーズのテレビシリーズが一度途切れてしまったこともあり、ほんとうにこのプロジェクトを応援していいのかと、不安ですらありました。

しかし、そんな不安を払拭したのが、上映前に読んだイベントのパンフレットでした。
4/月に行われたイベントのパンフレットでは、ポールダンス監修を担当した日本ポールダンス協会理事のKAORI先生の想いが綴られていて。

個人的に嬉しかったのは、「蒼唯ノア"選手"」と呼ばれていたことです、この世界だとポールダンスがフィギュアスケートに近い扱い。これが実現したらいいなと思いました。」と
劇中のポールダンスを取り巻く環境がほんとに理想、とのことで
製作者のインタビューでも、ポールダンスはアングラというか、セクシーなイメージがあったけど〜、って切り口から始まるものばかりで、
もちろん自分もそんな感覚だったので、鑑賞後、このアニメから得られたポールダンスの世界の奥深さ、ポールダンスに向き合い努力する人たちの眩しさは、ほんとにかけがえのないものでした。

このアニメは誰に見て欲しいのか

さて、そんな女児アニメオタクに刺さったポルプリ、
このアニメのターゲット層って誰なんだろうって思いました。
結論から言うと、
ポールダンスを知らない人たちへ
の作品なんですよね、つまり全世界人。
告知も宣伝も、「ポールダンスって、すごいよ!かっこいいよ!」っていう、真っ直ぐすぎる宣伝プロモーションなんですよね、なんだよそれ、まっすぐすぎるよ。

「ポールダンスってすごいんだよ!」って想いで作られた作品から伝わる、ひとつの嘘もない真っ直ぐな想い、もっと言えば、“願い“ですらあるかもしれません。
60分も鑑賞すれば、自然と背筋が伸び、まっすぐ向き合おうと思えます。

ポルプリと出会った愉快なオタクたち

そんな作品に出会ったオタクたちといえば、
最初こそ、製作陣の既存作品のファンがまずその存在を感知し、その実績と新しい試みに期待感を抱いていました。
そして起用された人気声優陣も、熱量の高い多くのファンを呼び込むことに一役買ってくれていました。
初動では約6000人の人に刺さっていたらしいです。

動員人数にしては少ないかもしれませんが、自らこのコンテンツに出会った人達は、「ポールダンスってかっこいい!」という愚直なまでに真摯な作品に、斜に構えることなく、真正面から向き合いました。
その眩しさは正直さそのもので、向き合えば嘘をつけないもので、みんな、その煌めきを浴びに何度も通いました。
公開から1ヶ月は毎週、声優や制作陣による舞台挨拶があり、その度に新しい発見がありました。
応援上映も、回を重ねる事に、新宿バルト9を中心に練度が増していきました。特に、ポールダンスの本場のショーでの掛け声や盛り上がりが普及し始めると、ショー中の賑やかしや拍手まで浸透し始めました。
12月には音源の劇場版サイズが公開、様々な動画コンテンツや既存のラジオ、ドラマCDなどが共有され、同じ60分の映画でも、観る度に視点が変わり、その度に同じ熱量で泣かされ、どんどんポールプリンセスが、ポールダンスのことを好きになっていきました。
もらった熱を無駄にせず、何かに打ち込む燃料にしたい。
そんな気持ちからポールダンスを始め、熊本に足を運び、想いを同人誌に綴り、作品から受けた熱量は、互いに撹拌され、より多くの人たちへと伝播していきました。

Starlight Challengeって、なに?(本題)

「Starlight Challenge」とは、ポールプリンセス!!の主題歌のタイトル名です。
と、同時に、ポルプリのオタクたちの間では、「Starlight Challengeする/したい」という活用をされています。

Starlight Challengeとは、輝く挑戦。ポルプリからもらった熱量で、新しいことに挑戦する姿勢、生き様を表現するのにぴったりの言葉です。

映画の鑑賞や楽曲視聴、動画再生、布教をはじめ、
連日のポールダンス体験投稿や、オフ会、感想スペース、日夜行われる考察会、学芸会、ドリパスの投票、見事1位獲得による上映候補入り、
度重なる再延長、生誕イベント、
ふと気づくと、ぬい製作までもが流行、そんな様々な活動が、ポルプリの盛り上がりを作品の上映と共に、互いに熱行していました。

時に、私はポールプリンセス!!を鑑賞した回数でいえば十数回程度…と、周りのポルプリマスター達には遠く及びません。
ポルプリのすごいところは、既存の異常映画周回者だけでなく、自分みたいな、せいぜい3回くらいまでだった人間の鑑賞回数を10回〜とかに引き上げたことだと思います。

そもそも“ポルプリを観る“こと自体、自ら新しい出会いに足を運び、人生の糧を得に活動するという意味で……“Starlight Challenge“ といえるでしょう。

ポールプリンセス!!にて描かれた、ポールダンスという、新しい挑戦に挑む彼女達の様子、そして、ポールダンスはかっこいい!この凄さをたくさんの人に伝えたい!という熱を伴った製作陣が創った、誰が見ても感嘆を覚えるライブ、楽曲、作品たち。

その熱に当てられた私たちポルプリ鑑賞者達は、自分たちも新しいことに挑戦してみたい、ポールダンスをやってみたい!と思わずにはいられません。

かくいう私も、ついにポールダンスのレッスンを受けました。まだまだ一度のみですが、その熱は絶えることなく、次の機会を伺っている最中です。

Starlight Challengeは、渦だ

時に、ポルプリに限らず、あらゆる人気作品は「沼」という表現をします。一度気になって覗いてみたら、足を囚われ沈んでしまうようすを半ば自虐的に皮肉ったものです。

私は、ポルプリは沼というより、
むしろ中心に大きなポールを立てた、大きな渦のように表現出来ると思います。

脚を入れたが最後、物凄いエネルギーに巻き込まれる
その場に立っているだけでも、
ただ流されるだけでも気づけば進んでいる。

ここで、ただ流されるだけでなく、
ひとかきずつ自分で泳いでみてはどうだろう。
すると、さらにもっと前へ前へ、進める。
そして流れはさらに速く、大きくなる。

ひとりひとりが動かす力で、速く大きく流れる水が、
重力に逆らって高く高く渦を巻く。
これこそが「Starlight Challenge」だと、私は思うのです。

この熱の渦の中にいたい

これからポルプリは、より多くの人を巻き込んで、
ポールダンスの魅力をたくさんの人に伝え、さらに多くの人が、ポールを中心とした渦に飛び込み、渦はさらに大きなうねりを起こすでしょう。そ
私はその波を起こすひとりでいたい、

「もっとずっとポールの上で踊ってたい」

それが今の私の「Starlight Challenge」です。

【5/3更新】

全国47都道府県ツアー上映、水戸も始まりました!
自分も水戸で2回鑑賞後、蘇我へ行きました!

おわりに:

乙部さんがポールダンスに出会って始まった、
ポールプリンセス!!の物語
ポルプリを通して出会った、ポールダンス、そしてポルプリと出会った人たち。
自分がそうであるように、多くの人にとって、ポルプリはポールダンスそのものとの出会いの扉足り得ていると思いました。

ポルプリに触れてる人も、当初はキャストから連れられてきたオタクとか、制作のタツノコプロにアンテナを張っているプリティーシリーズのコンテンツを追いかけているオタクばかりでした。

今こうして劇場版の全国再上映が始まった今、アニメCGはポールプリンセス!!以前、以後と論じても過言ではないはず。それくらい、今すごいことが目の前で起きているはずで。
その熱の渦の渦中にいる自分には、その大きさの輪郭が良く見えていないのだけれど、きっと気づいたらより多くの人を巻き込む熱の渦になっていることと思います。

この場をお借りして、すべてのポールダンサーとポールプリンセス!!製作委員会の皆様に、あらためてありったけの感謝を!ありがとうございます!

ありがとう、ポールプリンセス!!


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