ブラックスワン
株屋なので、たまには株屋用語からがせねたタイトルを拝借。
今年のマイルチャンピオンシップはまさに「ブラックスワン」が現れた!
正しく言えば「白鳥がいなくなってしまった」。
スプリンターズステークスが9月施行となって以降は、その発言権がすっかり薄れてしまったが、初代覇者(ニホンピロウイナー)が入口としたスワンステークスは「イコールMCS」の歴史を持つ。
その伝統の前哨戦の出走歴馬が「初めて」皆無となったマイルチャンピオンシップ。
サンプルは同じく【(G2)T1,400M】の京王杯スプリングカップ出走歴馬が不在となった【2022年安田記念】。
「もう1つ」の安田記念ステップ競走=読売マイラーズカップと「同じ格付け・距離」番組の覇者が揃えられた7枠が1着枠として稼働(※過去1年内の戦歴)。
「(G2)1,400がいないんだから、(G2)マイルだろ!」という極めて単純な優劣関係が生じた。
残念ながら、今年のMCSに2022安田記念7枠と同じ構成枠はない。
ただし過去1年内の(G2)マイルを持ってきた馬はいる。
この中の1頭が【連軸】となると考える。
そこでもう1度2022安田記念を見返す。
7枠3頭のうち2頭は掲示板、1頭は二桁着順だった。
ソングラインの戦歴に痺れまくり!
富士Sは勝ち、阪神Cは人気だけ「1番」で着順は「15着」。
G2「マイル」は「優位」歴、G2「1400」は「劣位」歴。
まさしく京王杯SC組不在の安田記念の出走構成を表現している戦歴ではないか。
そして4着はG2マイルを本番G1マイルに「繋げた」セリフォス(デイリー杯は古馬G別定対象外の2歳番組)。
掲示板を外したソウルラッシュはただG2マイルを勝ってきただけ。
あえてナミュールは遥か昔の戦歴を持ち出した。
この馬がG2マイルをG1マイルに繋げられなかった暗黒史を所持しているから。
3頭でどの馬を選ぶかと問われれば、G2マイル(優)をG1マイル(馬券圏内)へ繋げたシュネルマイスターと答える。
マイル女王(ソングライン)とナミュールとを見比べる。
スワンステークス・ルートは存在しない。
かと言って、富士ステークス・ルートも黒く塗りつぶされたように見えるのだが、、
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