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五大願について

四誓願(しせいがん)は、菩薩が仏道を求めるとき最初に立てる誓いです。
衆生無辺誓願度 煩悩無数誓願断
法門無尽誓願学 仏道無上誓願成
しゅじょうむへんせいがんど
ぼんのうむへんせいがんだん
ほうもんむへんせいがんがく
ぶつどうむしょうせいがんじょう

多くの宗派の総願です。

真言宗はこれに如来の願いを足す、五大願を総願としています。

衆生無辺誓願度 福智無辺誓願集
法門無辺誓願覚 如来無辺誓願事
(にょらいむへんせいがんじ)
菩提無上誓願證

衆生は無辺なり誓って度せんことを願う  

福智は無辺なり誓って集めんことを願う

法門は無辺なり誓って学ばんことを願う 

如来は無辺なり誓って事(つか)えんことを願う

菩提は無上なり誓って証せんことを願う


四誓願と五大願のどちらがいい、悪いということではなく、法を守り求め生き、皆で彼岸に到達しようという願いに尽きることはありません。菩薩の願いは溢れるものであるということだと思います。


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