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京都、奈良へ

今日も一日お疲れ様でございました。

今週の月曜日、火曜日と
京都の東寺様で「全真言宗青年教師会」の
お勉強会がございました。

一泊二日での研修会は
私にとりまして、とても実のある
素晴らしいものでした。

弘法大師空海様は
高野山を自らの修禅の場として、
またそこで得られた智慧を利他行として
東寺で実践なされました。

その歴史ある場所において
二日に渡り、学びの時間を賜りましたことは
身に余る程の光栄であります。

この研修会を終えまして
興奮冷めやらぬまま帰宅致しましたが
家に帰りましても
「東寺、東寺」と言う私に
夫が
「私も行きたい」と申しまして
早速、翌日
水曜日、木曜日と二日間に渡りまして
京都、奈良への旅となりました。


東大寺で大仏様を拝ませて頂き、
興福寺で阿修羅像、
東寺では、ゆっくりと秋季特別公開を拝観、
その後、広隆寺で
弥勒菩薩像を拝み終えまして
二日間に渡る、京都、奈良の旅を終えました。

今は、夫も私も
聖域の余韻に浸って
まさに夢の様な心地でおります。

御大師様は、
「祈りなき行動は妄動であり、
行動なき祈りは妄想である」との御信念を
常にお心にお持ちでございました。

仏教は、ただの理想ではありません。
空想でも、妄想でもありません。
私達の生活の中に活かし
私達が心豊かに、安らかに生きていくための
教えです。

それは仏教者、行者である
私達僧侶の資質に大きく責任のあることと
改めて感じています。

宗教、信仰実践者は
聖者ではありません。
ごくごく普通の人間です。

けれども、少しでもその道をいくと
心に決め、名乗る以上は
自分だけの信仰実践で納得していては不足だな、と思います。

皆様と共に、
手を取り合い、心を掛けあいながら
共にこれからも
生きて参りたいと思っています。

どなた様もどうぞ良い夜をお過ごし下さいませ。

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