「糸を合わせれば綱となります。
塵（ちり）を集めれば山となります。」

至らない私のつぶやきを
Twitterで書きはじめるようになってから
早いものでもうすぐ3年目に入ろうとしています。

月齢とその日の暦は、
移り変わる日々、その一日一日を
大切にしたいな、という思いを込めています。

暦の最後には「今年残り〇日」と書くのですが
毎年、年初めは当然「残り365日」です。

こんなに沢山ある！
これを本当に毎日書いていけるものかしら、と
年の初めには思います。

ですが、幸せなことに
ちゃんと「残り一日」と書く大晦日が毎年訪れています。

毎日5分、10分。
それを積み重ねること。
それが最終的には自分でも想像していなかった程の大きな力となります。

Twitterでは、日常の苦しさ、辛さ、悲しさ、やりどころのない不条理さ、
皆様のそういう書き込みを目の当たりに致します。
そういう時、私自身の過去の気持ちを思い出し、共感します。

私もそういう時があったな。
さぞ辛いだろうな、悲しいだろうな。
悔しいだろうな。
それを感じることで
何か少しでもお力になれることはないだろうか、
そういう思いになり
それがやがて、至らないながらも大師御成句を書かせて頂くことに繋がっていきました。

細い、頼りない一本の糸が
集まり、集まり、支え合い
やがて大きな太くて強い綱となるように。

埃や塵のような、吹けば飛んで消えてしまうような土が
集まり、貯まり
やがて動かすことも出来ない
大きな山となるように。

毎日の気持ちの心がけが
やがては必ず自分自身を幸せにして参ります。

諦めず、投げ出さず
毎日ほんの5分で良いので
前向きな心になる、心を切り替える時間をもちたいものです。

決して「私なんか」と、自分をさげすまないで下さい。
微力なものと思わないでください。
ほんの一人の心がけが、やがては世界までも幸せにしていきます。

「糸を合わせて綍と成し 塵を聚めて山と為す」

弘法大師空海