2022年富士山一周ウルトラウォーキング歩行記(5)
こどもの国でも食事を断り、肉刺の具合を見て、できるだけ、針を刺してみるが、水は抜けそうもない。あきらめて歩き出す。こどもの国で富士山が顔を出している。
よその人からすると待っていた時間。
元地元民からすると、ずうっと富士山を歩いていたんだけどと思っている。
あと20km残り時間は12時間以上あり、時速2km/h未満でゆっくり歩いても何とかなる。
とりあえず、国道469号線の右折するところを目指して、次は、富士と富士宮の境を目指すが途中出てくる6.7kmの距離に心が折れそうになる。
まず、1時間歩くと心に決めて、単調でいて時折でてくる上り坂を超えながら、富士宮に近づく。
時々、水たまりをよけるために、車道を歩く羽目になり、そのたびに後ろを確認するが、人影は見えない。みんな、ペースを上げられなくなっている。
富士宮に入ったあたりの村山で、道の脇に座っている人を発見。
大丈夫ですか？と声をかけてみる。眠いだけですとの答え。気持ちはよくわかります。
ゆっくりと、村山の浅間さん前を抜けて、山宮のコンビニエンスストアを目指す。
先ほど寝ていた方が抜かしていった。
写真を撮影(7:37)して、最後の下り。再び、寝ていた方がコンビニエンスストアから出てきて、きついですねと声をかけてきた。なんとか、9:00までにゴールしたいとのこと。
なるほど、という訳で、こちらも遠慮なくラストスパート。
山宮、万野、城北と抜けて、大宮に入る。
このエリアも、何百回と歩いている場所。ストレスがないだけでもありがたい。
末端崖の横を過ぎて、湧玉池、馬場を超えて、ゴールに入る。
24時間をきってゴール。