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ドラマ『愛していると言ってくれ』。

1995年にOAされたフジテレビのドラマ。タイトルからしてもう名作。

リアルタイムで見ていた人はみんなもう立派な(年齢は)大人。主演の豊川さんの表情や演技が本当に切ない純愛ドラマだった。もう、きゅんきゅんしっ放し。ドリカムの主題歌がまたよくて(250万枚売れたらしい)。

この作品で豊川悦司さんのファンになった。その後、別のドラマで演じた訳ありのダークサイドの夫役がまたたまらなくセクシーで。ワイシャツの下に透けて見えるTシャツの丸首になぜか悶絶していた…w。妻役の安田成美さんも新境地を開拓したと思う。

ダークなほうのドラマの脚本家が大好きな方で、書かれる小説も好きで、念願叶って取材もさせていただいて、脚本を書かれた舞台も見に行ったのに、そのすぐ後に…。

自ら命を絶った方の訃報が届く度、あの方のことを思い出してしまう。

当時、わたしはドラマのノベライズの仕事もしており、『私の運命』や『ひと夏のプロポーズ』などを担当させていただいた。

ただ、フジテレビのドラマのノベライズに関しては一手に執筆を引き受けている優秀な方がいらしたので、回って来ることはなかった。その方は小説家としても執筆活動をされていて、ノベライズの際は違う名前で書かれていたと思う。重松清さんだ。

『愛していると言ってくれ』のノベライズがどなたかは存じ上げないけれど(ちょっと調べてみたけれど、今更過ぎてわからないw)、重松さんがとにかくたくさん書かれていた記憶。

あの頃、ドラマのプロデューサーやアナウンサー、俳優の取材も多く、フジテレビにも随分お世話になった。あちらのドラマ制作部は一時期(バブルの終わり頃から)、ヒット作連発で、飛ぶ鳥を落とす勢いだったよね。

そうそう、なぜ、日記はこのタイトルなのか。

ふと思いついたので、「いい時代だったなぁ」とおばちゃんらしい回想に浸ってみただけw。毎週楽しみにドラマを見ていたのは、あの頃まで。テレビをほとんど見なくなってもう20年以上経つ。

10数年前、東京の住まいの近所の高級スーパーの入り口で、人にぶつかりそうになった。相手を見上げたら、豊川悦司さんだった。当時はまだ取材お断りの俳優さんだったので、お目にかかることは出来ず、生でお姿を拝見できたのはその一度だけ。

外のガードレールに腰掛けて煙草を吸う手の美しかったこと♡ 手足の長かったこと♡  向かいのバス停から、バスが来るまでうっとりと眺めていた。

背が高くて痩せ型で手のきれいな男性。はっ! だから、風くんかw(納得)。風くんに役者をやってもらいたいとは微塵も思わないけど(本音、本心)、『愛していると言ってくれ』の画家役はぴったりだな。

あのルックスだもの、きっとオファーはあるよね。でも、自分の音楽の表現の一環としての演技はいいと思うけど、単なる役者はやって欲しくない。あくまで音楽の人でい続けてもらいたいなぁ。


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