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ニューノーマルは2030年に、じんわりと浸透する

意識高いメディア(概してIT界隈)ではニューノーマルが叫ばれているけど、肌感として世の中の99%以上の人の2020年の過ごし方はオールドノーマルのまま。

TwitterやNewsPicks界隈自体が世の中の10%以下の世界で、その世界の人たちの中で10%ぐらいがニューノーマルになっていればいい方で、それは全人口で考えると1%以下にとどまるのだから99%以上の人はなにも変化していない世界を生きている。

但し、2030年にはじんわりとニューノーマルが浸透していると考えている。じんわりというのは、田舎の親戚のおばちゃんでも「最近はそういうのもあるみたいだねぇ」と受け入れているぐらいのレベルをイメージしている。

東日本大震災後に日本全体が本当に大事なことは何だっけ?と考えはじめて、経済的成長から幸福への追求にゆるやかにシフトしていった感覚に近い。当時も変わる変わると言われながらも、世間はすぐには何も変わらなかったけど、後から振り返ると確実に東日本大震災がターニングポイントとなっていた。

東日本大震災当時もなんとなくそういう感覚を持っていて、周りの人にそういう話をしたけど、当時はその話をしてもピンときてもらえる感じはなかった。でも今なら「せやな」と言ってくれる人は少なからずいるはず。

ただ、今回のニューノーマルの要素の一つとしてリモートワークの普及に伴う都心から地方への回帰があると思うのだけど、これは国の衰退期における都心集中傾向と真逆の傾向性ということが話をややこしくする。国家衰退に伴う都心集中傾向とニューノーマルによる地方回帰、どちらの引力が勝るのかはよく分からない。

なんとなく、ハイソ層は地方回帰優勢、世の中の大半は都心集中優勢、トータルでは都心集中優勢、という形に落ち着きそうな気はしている。

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